自動車向けワイヤレス給電の電力伝送効率向上と走行中給電技術

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナーでは、自動車向けワイヤレス給電の電力伝送効率向上と走行中給電技術について詳解いたします。

日時

中止

プログラム

自動車用静止型ワイヤレス給電技術及び走行中ワイヤレス給電技術の現状と課題

(2015年7月22日 10:00〜11:20)

電子機器や家電製品を非接触で給電する非接触給装置が一部で実用化される中、プラグインハイブリッド自動車 (PHEV) や電気自動車 (EV) の充電操作の煩わしさを解消する自動車用非接触給電技術の実用化に向けた開発が国内外で活発化しています。東日本震災及び原子力発電事故後は、PHEVやEVに蓄えられた電気エネルギーを住宅等での使用を可能とする双方向非接触給電技術への関心も高まっています。
将来的には、現行EVの課題 (走行距離が短い、充電時間が長い、車両価格が高い) を根本的に解決する手段として、道路に敷設した給電コイルから走行中の自動車に給電する走行中非接触給電システムへの期待が高まってきている。
本セミナーでは、こうした自動車用を中心に、非接触給電技術の基礎、設計のポイント及び将来に向けた走行中非接触給電技術等最新技術を紹介する。また、実用化に向けて必要となる周辺技術及び国際標準化について、長年、第一線で開発に携わってきた講師がわかりやすく、かつ詳細に解説致します。

  1. 非接触給電技術の基礎知識
    1. 電磁誘導方式
      1. 構成と給電特性
      2. コイル方式と給電特性
    2. 磁場共鳴方式
      1. 構成と給電特性
      2. 特徴と課題
    3. マイクロ波方式
      1. 構成と給電特性
      2. 特徴と課題
    4. 磁場共鳴方式
      1. 構成と給電特性
      2. 特徴と課題
  2. 自動車用非接触給電技術
    1. 自動車用非接触給電の要求事項
      1. 要求性能
      2. 相互互換性
      3. 基準・規制
    2. 自動車用非接触給電対応技術
      1. 長ギャップ化
      2. 大容量化
  3. 走行中非接触給電技術
    1. 背景・必要性
    2. 方式比較
    3. システム構成と給電特性
    4. 実用化に向けた課題

自動車向けワイヤレス給電システムの開発動向

(2015年7月22日 11:30〜12:40)

電気自動車向け非接触給電システム技術は、装置単体の評価から、車載、実証評価の段階に移行している。本講座では、電気自動車普及の可能性を有するワイヤレス給電システムの原理、構成、特性について、インフラ設備メーカの視点から説明するとともに、全体的な開発状況について説明する。

  1. ワイヤレス給電システムの概要
    1. ワイヤレス電力伝送の歴史
    2. ワイヤレス電力伝送の方式
    3. ワイヤレス電力伝送の自動車への適用
  2. ワイヤレス給電システムの構成
  3. ワイヤレス給電システムの技術動向
    1. 互換性を確保するための技術
    2. 技術の標準化に向けた取り組み
  4. ワイヤレス給電システムの開発事例
    1. IHIにおける事例
  5. まとめ

自動車向けワイヤレス給電の制度化、標準化動向

(2015年7月22日 13:20〜14:40)

EV、PHEV、家電機器等に無線で電気エネルギーを送るワイヤレス電力伝送 (WPT) が注目されている。ブロードバンド・ワイヤレス・フォーラムでは、2012年から、WPT技術の研究、制度化支援、標準化等を進めてきおり、本稿では、総務省のWPT作業班や国際電気通信連合でのEVのための周波数獲得に向けた取り組み状況を解説する。

  1. BWF (ブロードバンド・ワイヤレス・フォーラム) におけるWPTの活動概要
    1. BWFのミッション
    2. BWFの構成
  2. WPTの種類と用途
    1. WPTの方式
    2. WPTの用途
  3. WPTの制度化状況
    1. 総務省情報通信審議会の状況
    2. 他システムとの周波数共用検討
    3. 電波法関連規則の状況
  4. 国際の場での制度化
    1. 日中韓、3か国の状況
    2. アジア太平洋地域・電気通信共同体の状況
    3. ITU (国際電気通信連合) の状況
  5. WPTの標準化
    1. ISO、IECでの標準化状況
    2. 国内の標準化状況
  6. WPTの事例
  7. まとめ

EV用走行中非接触給電システムの開発と給電効率の改善

(2015年7月22日 14:50〜16:10)

  1. 非接触給電システムの概要
    1. マイクロ波方式
    2. 磁界共鳴方式
    3. 電界共鳴方式
    4. 電磁誘導方式 (高結合型)
    5. 電磁誘導方式 (低結合型)
  2. EV用走行中給電方式
    1. 走行中給電方式の原理
    2. 走行中給電システムの概要
    3. 試作走行中給電システムの特性
    4. 電磁ノイズ低減策の概要
    5. 効率向上の基本原理
    6. 最適負荷と最大効率

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

複数名同時受講割引について