1.ガスバリアにおけるバリア性,シール性,高温性の性能評価の方法
(2015年7月31日 13:00〜14:30)
商品のバリア価値が評価されるのは最終製品形状のバリア性によって決定されます。 樹脂から2次加工を経て、製品までの各段階におけるバリア性を評価し、完全に把握することは研究開発、品質保証において重要です。 各段階でのバリア性評価方法のポイントを説明致します。
- 今、どのような分野でバリア性のニーズがあるのでしょうか。
- いろいろなガスバリア性評価ニーズとは
- 各分野によって要求されるガスバリア値
- ガスバリア性試験装置の測定原理と取扱ポイント
- 測定に影響する因子 (温度、湿度、ガス透過方向、ゼロ補正等)
- 高温高湿度試験85℃85%RH試験システムの紹介
- 測定結果の信頼性と検証方法
- ハイバリアフイルム・膜 および最終製品のバリア性評価事例
- 超高感度水蒸気測定装置 モコン社AQUATRAN2の紹介と性能
- 有機EL・LCDパネル、 太陽電池パネル材開発とガスバリア性評価
- コンタクトレンズパッケージや 容器からの水分漏出量の試験
- 最終製品形状での測定事例紹介
- ガスバリア試験世界の規格
2.水蒸気バリア性の高精度・高速測定と標準化技術
(2015年7月31日 14:45〜16:15)
水蒸気バリア性の測定法として様々な方式が提案されている。それぞれの長所と短所の比較を行い、標準化技術を提案・解説する。
- 水蒸気透過の微視的機構
- 水蒸気バリア性の測定技術
- カルシウム法と周辺技術
- 差圧法
- 等圧法
- 装置内の水分の影響
- 間欠的測定の利点
- 加速試験はどこまで信頼できるか? 分子動力学シミュレーションとの比較
- 絶対値校正の方法
- 異なる装置間での比較法
- 他の気体に対するバリア性
- 今後の展望