1.熱可塑性炭素繊維複合材料 (CFRTP) の特徴、成形加工、用途事例
(2015年7月30日 10:00〜11:20)
自動車を始め様々な用途・分野で軽量化取り組みが進んでおり、炭素繊維複合材料への期待が高まっている。 その中でも熱可塑性長繊維強化樹脂は成形加工時間が短く、射出成形が可能であることから高強度と部品コストを両立できる素材として注目されている。 素材の特性、成形加工などを解説し、自動車や工業分野での用途事例を紹介する。
- CFRTP (熱可塑性炭素繊維強化樹脂) について
- 種類 PP,PA66,PA6T,PA9T,PPSなど
- 機械的性質、低線膨張
- 繊維と樹脂マトリックスの界面
- 繊維長と繊維配向の関係
- 電磁波シールド特性
- 成形について
- 成形工法の種類
- CFRTPの射出成形
- CFRTPの用途事例
- 自動車分野
- 工業分野
- 家電分野
- 射出成形以外の工法
- UDテープ (熱可塑性連続繊維テープ)
- CFTRPシート
- 用途事例
2.連続炭素繊維/熱可塑性樹脂の成形とその特性、応用
(2015年7月30日 11:30〜12:50)
- 連続繊維熱可塑材料とは
- 熱硬化性と熱可塑性の違い
- 材料の製造法
- 連続繊維熱可塑材料の種類
- 繊維
- カーボン
- ガラス
- アラミド
- 樹脂
- PP
- PA6
- PA66
- PA12
- TPU
- PPS
- PC
- VF
- 規格
- 用途に合わせた材料選び
- 成形法
- プレス
- ダイヤフラム
- 圧縮
- 60秒ハイブリッド成形
- 成形条件 (成形のポイント)
- 各種用途事例
- スポーツ
- 通信機器
- プロテクター
- 航空機
- 装具
- 自動車事例
- 熱可塑用ヒーター
- 今後の展開と課題
3.熱可塑性CFRPの成形加工技術
(2015年7月30日 13:35〜14:55)
量産自動車への適用が期待されている熱可塑性CFRPのプレス成形やその解析,射出成形部品との複合化についての事例を紹介します。
- はじめに
- 長繊維CFRPの成形方法
- 連続繊維CFRTPのプレス成形
- 製品寸法
- 金型設計
- プレス機とプレス工程
- 各種加工パラメーターと成形性との関係
- 金型温度の影響
- プレス荷重の影響
- 成形部品形状の影響
- 連続繊維CFRTPのプレス成形に対する数値解析
- 使用ソフトウェア
- 解析パラメーターの設定
- 繊維方向の成形性に及ぼす影響の解析
- 横弾性係数および臨界せん断角が成形性に及ぼす影響の解析
- 連続繊維CRFTPプレス成形と長繊維射出成形の複合化技術
- 長繊維ペレット射出成形法
- 連続繊維CFRTP型内含浸プレス成形の取組み
- 複合化技術の応用例
- まとめ
4.CFRPの成形解析および衝撃・構造解析
(2015年7月30日 15:10〜16:30)
- CFRPの成形解析
- 射出成形解析
- RTM成形
- プリフォーム工程解析
- 含侵工程解析
- 基材織構造の違いを考慮した製品含浸解析
- 積層構造を考慮した含侵解析
CFRPの衝撃・構造解析
- 材料特性予測
- 射出成形工程を考慮した衝撃・構造解析
- 射出成形解析と構造解析の連携方法
- 繊維配向分布を考慮した衝撃解析
- 繊維長・繊維配向分布を考慮した構造解析
- 積層構造を考慮した衝撃解析