二軸押出混練による 「フィラー/樹脂」の分散性向上、スケールアップ、その評価

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プログラム

第1部 二軸押出機の混練条件の 最適化とフィラーの分散制御技術

(2015年7月22日 10:30〜12:00)

  1. 押出機における混練技術の考え方
    1. 混練後術とは (混合・混練と製品品質)
    2. 分配と分散
    3. スクリュー構成と流れの基本
  2. 二軸押出機の構造と応用例
    1. スクリューエレメントの種類と効果
    2. 二軸押出機の基本形状
    3. スクリューデザインの構成と応用
  3. 混練の最適化、効率化について
    1. 材料特性が運転条件に及ぼす影響とは?
    2. 材料に応じたフィラーの供給方法とは?
    3. ナノフィラーを分散させるには?
    4. 押出能力をUpさせるには?
    5. 吐出を安定させるには?
    6. 繊維状フィラーの混練時のポイントは?
    7. 粒状フィラーの混練時のポイントは?
    8. スクリュー内の流動現象を把握するには?
    9. フィラーの分散度を評価するには?
    10. リアクティブプロセッシングの進め方とは?

第2部 カーボンブラックなど 機能性フィラーの樹脂への配合技術と 分散性コントロール

(2015年7月22日 12:45〜14:15)

 導電性カーボンブラックは絶縁性の素材に導電性を付与する材料として広く用いられ ている。本講義では (1) 導電性に影響を及ぼす分散技術、 (2) 実用面から見た導電材料の評価について 解説する。

  1. 導電性カーボンブラックとは
    1. カーボンブラックの3大基本特性
    2. 導電ネットワーク形成の概念
    3. 各種カーボンブラックの物性値
  2. カーボンブラックの分散技術
    1. 混錬装置とパラメーター
    2. カーボンの分散状態と導電性
    3. ハード (機械) による対策
    4. ソフト (配合組成) による対策
  3. ケッチェンブラック配合コンパウンドの特徴
    1. 各種カーボンとの導電性能、基本物性の比較
    2. 樹脂の延伸と導電性
    3. 各種カーボン配合時のリサイクル特性
  4. カーボンブラックと他種導電材との比較
    1. 炭素繊維との比較
    2. イオン導電材との比較
    3. カーボンナノチューブとの比較

第3部 最適なスクリュ設計へ向けた 流動シミュレーションと 混練評価及びスケールアップ

(2015年7月22日 14:30〜16:00)

 1軸および2軸スクリュー押出機内の流動解析手法の概要および解析結果について スケールアップを中心に
説明する。さらに、結果の評価法あるいは利用法についても掘り下げる。

  1. スクリュー押出し機内の流動解析法
    1. 溶融充満状態に対する1軸および2軸押出し機内の流動解析手法
    2. 1軸・2軸押出し機に対する流動解析結果に対する検証
    3. 1軸・2軸押出し機のスケールアップ事例
    4. DEM (離散要素法) によるペレット挙動の解析
    5. DEMとMPS (粒子) 法による一貫解析
    6. 軸スクリューに対する近似理論解析とスケールアップ
    7. スクリュー溝に沿う方向の流速分布 (古典理論)
    8. スクリュー溝に直角断面内の流速分布
    9. クリアランスに対する評価
    10. 非ニュートン流体への拡張
    11. 温度場への拡張とスケールアップ
  2. 混合・分散評価
    1. 粒子追跡解析を利用した混合・分散評価
    2. クリアランスに対する評価
    3. 凝集粒子モデルによる粒子分散状態の評価法
    4. フィラーの分散および破断に対する評価法

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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