(2015年6月12日 13:30〜14:35)
医療のネットワーク化が進み、さまざまな医療リソースがネットワーク上で連携し、デジタル化された医療情報を共有するクラウド型の「つながる医療」へと変貌しつつあります。さらに医療情報のデジタル化の流れはヘルスケア分野と融合して予防医療という医療とヘルスケアの中間領域を開拓しています。インターネットで手軽に利用できる遺伝子検査、ヘルスケアデータをセンシングするデジタルホームなど、ICTと医療・ヘルスケアがコラボレーションして、新たなスタイルのデジタル医療、デジタルヘルスが模索されています。ICTの活用が医療・ヘルスケアにどんな革新をもたらすのか、それが本当に定着し、花開くためにどんな課題があるか、先進事例を踏まえて考察します。(2015年6月12日 14:40〜15:45)
近年、国内の医療現場では、医師の過重・長時間労働など、過酷な勤務環境をもたらす医師不足が顕在化している。この様な社会背景において、NTTドコモではスマートフォンを活用した医療関係者間コミュニケーションツール「Join」 (以下本サービス) の提供を開始した。本サービスは、これまで音声通話やメールでやりとりしていた連絡をスムーズに行い、効率的な診療・診断支援を可能にした。このようなサービス提供の事例を通じて、携帯電話事業者であるNTTドコモがどのように医療の世界に関わり、医療の質の向上に貢献したいと考えており、さらにその先の構想までを論じたい。(2015年6月12日 15:55〜17:00)
NTTドコモでは、中期的成長に向けて「スマートライフのパートナーへ」というテーマを掲げています。ヘルスケア事業は重点分野のひとつです。本講演では、これまでの取組みに加え今年度提供開始するサービス最新情報や、ウェアラブル機器やヘルスケア関連施設などリアルパートナーとの連携強化、よりオープンなプラットフォームを展開していく構想も解説致します。