液相プロセスによる量子ドットの作製と粒経制御技術

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本セミナーでは、液相プロセスによる量子ドットの作製と粒経制御技術について詳解いたします。

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プログラム

ナノ蛍光体 (量子ドット) の特性と液相合成法について

(2015年7月9日 13:00〜14:30)

本講座では、量子ドット (半導体ナノクリスタル) がエキシトンボーア半径よりも小さくなると、バンドギャップが広がる量子サイズ効果を示し、発光する波長が短波長側へシフトする特性について紹介します。つぎに、このような量子ドット蛍光体を作製する液相合成法 (表面修飾剤共存下での沈殿法・逆ミセル法・ホットインジェクション法・ノンホットインジェクション法・ポリオール法・ソルボサーマル法) について概説します。

  1. 量子ドットの特性
    1. 半導体のバンド構造と量子サイズ効果
    2. 励起子ボーア半径
    3. バンドギャップと粒子半径との関係
    4. コア/シェル構造 (表面修飾) による効果
  2. 液相合成法について
    1. 微粒子化の方法:トップダウン・ボトムアップ
    2. 溶液からの粒子の生成
    3. 過飽和状態の作り方
    4. 液相合成法の特徴
  3. 量子ドットの液相合成法
    1. 表面修飾剤共存下での沈殿法
    2. 逆ミセル法 (マイクロエマルション法)
    3. ホットインジェクション法
    4. ノンホットインジェクション法
    5. ポリオール法
    6. ソルボサーマル法

ソルボサーマル法による半導体量子ドットの作成、サイズ制御

(2015年7月9日 14:45〜16:15)

半導体量子ドットは有機ELの発光層材料やバイオイメージング用途での実用化が期待される新しい発光材料です。特に半導体量子ドットはその粒子径で発光波長が変化するために、その制御性が応用面では重要となってくる。本講演では、環境負荷が少ないCdフリーの半導体量子ドットの合成技術やソルボサーマル法やホットソープ法を用いた粒径制御技術を紹介する。

  1. 序論
    1. 半導体量子ドットとは?
    2. 半導体量子ドットの発光原理
    3. 半導体量子ドットの応用例
  2. Cdフリーの半導体量子ドット
    1. InP/ZnS半導体量子ドット
    2. CuInS2/ZnS半導体量子ドット
    3. CuInS2/ZnS半導体量子ドット
  3. 半導体量子ドットの各種作成・サイズ制御方法
    1. ホットソープ法を用いた半導体量子ドットの作成技術
    2. ソルボサーマル法を用いた半導体量子ドットの作成技術
  4. まとめと今後の展開

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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