本セミナーでは、「国内外の事業動向・政策・需給状況」、「系統連系の課題と対策」、「ビジネス戦略と経済性」の3部構成で風力発電産業の実情を解説いたします。
地球温暖化防止の強力な手段として、風力発電が世界的に急伸長しており、これまで10年以上にわたって年率25%以上の伸びを示している。2010年現在、世界の風力発電の総設備容量は1億7千万kWを超えている。特に、オバマ大統領のグリーンニューディール政策施行後の米国、アジアの経済発展を続ける中国およびインドの急進展状況には目を見張るものがあり、さらに2008年以降グリーンエネルギー立国を標榜し、風力発電をはじめとする再生可能エネルギー産業を加速しつつある隣国韓国の動きも注目される。 本セミナーでは、世界各国の風力発電産業と風力発電事業の動向を明らかにすると共に、わが国の固定価格買取り制度施行後の風力発電事業の将来展望や洋上風力発電などの動き、さらには風力発電産業の現状と今後の展望について解説する。
風力発電関連産業への参入にあたって最初に検討が必要な事項を解説する。 まず、主要な市場の成立要因と動向を概観する。次に、どのような業種の企業が参入しているか例を挙げる。風力発電事業の経済性については、費用・収益構造を説明し、続いて事業リスクと代表的なビジネスモデルを紹介する。 そして、発電事業と風車製造の両方の観点から重要な風車設計ガイドラインについて解説する。 最後に、最近の世界動向を分かりやすく把握するために、風車メーカーの動向を見てみる。