本講演では、タンパク質・ペプチド・抗体医薬品 (バイオ医薬品) の非臨床薬物動態試験について、動物種の選択、定量方法およびADMEの各項目について、ガイドラインの記述と申請書類上から見てとれる実際の “最大公約数的な” 実施状況、それらから想定される試験の留意点を整理する。
- バイオ医薬品のガイドラインと動態試験の位置づけ
- バイオ医薬品の毒性試験の概要
- 単回投与毒性試験および反復投与毒性試験
- 生殖・発生毒性試験
- 遺伝毒性 (変異原性) 試験
- がん原性
- 依存性試験
- 局所刺激性試験
- 免疫毒性試験
- 安全性薬理試験
- 毒性試験・動態試験における動物種・モデルの選択
- 薬物の定量方法
- 暴露量の評価 (吸収)
- 組織分布
- 代謝および排泄
- 臨床試験開始にむけて
- 生体成分と免疫交差性があるときのバイオ医薬品の定量
- PK/PD解析とその留意点
- Flip-Flop型動態
- TGN1412事件の教訓
- バイオ後続品 (後発品) の開発
- 改変型バイオ医薬品の開発とPK
- 毒性/動態試験の外部委託