本コースは、微粒子分析&磁化率測定の基礎と開発・評価・品質管理への応用と微粒子の表面・界面特性の評価とその実際のセミナーをセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
2テーマ 通常受講料 : 92,340円(税込) → 2コース申込 割引受講料 76,950円(税込)
粒子の開発、製造の現場では様々な問題に直面する。例えば、粒子開発が滞る原因のひとつに、正確な分析ができていないことにある。粒子がどのような状態にあるか、表面修飾が均一にできているか、粒度分布だけでは品質のバラつきを評価できていないのではないか、などの疑問に対して“考える力”を養うため、本講座では基本的な粒子分析技術を紹介する。さらに、“磁化率による粒子評価法”など新しい技術についても紹介し、粒子開発や品質評価を加速させるヒントを提供する。
近年、エレクトロニクスメーカー等によって製品化されている多くの商品は、センサーに代表される電子材料だけに留まらず、磁性材料、液晶、有機EL、太陽電池、燃料電池、二次電池等、いずれも粉体を媒体中に分散させたスラリーを経て製品化される。しかし、使用されるスラリーは粒子濃度が高い故に光をプローブとする従来法では有用な情報を得ることができず、現場での問題解決に繋がらない場合が多い。本講では、まず、分散性・分散安定性の定義など界面特性が深く関与する現象やプロセスについて紹介し、そのあとで実用プロセスでの問題解決に繋がる応用面を網羅できるように実用例を挙げながら種々の界面特性評価法について説明を行う予定である。具体的には、実用粒子の分散制御やその評価法など、粉粒体のスラリーやペースト開発に役立つ最新評価手法について冒頭で解説し、さらに、分散性制御のポイントである粒子-溶媒界面特性やその評価法、とくに新規手法の出現が待たれていたナノ粒子の親・疎水性評価法について最近開発した実用的手法を紹介する。粉粒体について色々疑問をお持ちの初心者の方、粒子表面の親・疎水性評価、溶媒への親和性評価を行など先端的研究のなかでこれまであまり紹介されて来なかった界面特性にご興味をお持ちの方々に聴講して頂ければ幸いです。