3Dプリンター (3次元積層造形) 技術の最新動向と取り組み
(2015年6月4日 13:00〜14:30)
弊社は、1987年に世界で初めて、現在の3Dプリンタの原点とも言える、光造形装置 SLAR-1 の商用化に成功した。その後、新たな技術開発やM&Aを経て、今では7種類の3Dプリントエンジンと合計100種類以上の造形材料を持ち、他社とは一線を画す展開をしている。
本講演会では、各種3Dプリンタ製品と最新情報を含めた応用事例や、3Dプリンタを活用した新たなビジネス展開の事例、3D造形技術に関しての最近の動向、業界の動向、ユーザーニーズについて講演する。
- 各種造形技術と3Dプリンターの構成構造、
印刷/造形のメカニズム
- 熱溶解積層法
- フィルム透過イメージ
- マルチジェット方式
- カラージェット方式
- 光造形
- レーザ粉末焼結法
- 金属粉末焼結法
- 印刷に利用できるマテリアルの動向について
- 樹脂系
- 無機系
- 金属系 他
- 工業的な利用と活用、各種成形技術との比較
- 試作用途として
- 小ロット製品の製造や治具製造として
- 既存成形技術 (射出成形など) との比較、使い分け
- D造形技術に関しての最近の動向、
業界動向、ユーザーニーズについて
- 用途展開
自動車,航空宇宙,家電,電子機器,建築,医療,
エンターテイメント,ファッション・アートなど
アルケマ社における積層造形法向け機能性材料の開発とその特性
(2015年6月4日 14:45〜16:15)
近年脚光を集めている積層造形法向けの高機能材料の市場展開について、造形物の優れた機械特性やリサイクル性が期待されるポリアミド11と ポリアミド12の特性を中心に解説する。さらに次世代の積層造形法向け材料として検討を行っているスーパーエンプラ「PEKK」の特性も紹介する。
- ポリアミド11 と ポリアミド12 について
- 原料の違い
- ポリアミド11の歴史
- ポリアミド11の伝統的用途
- ポリアミド11の植物由来樹脂としての用途
- ポリアミド11と12の比較
- LS 材料としてのポリアミド11 と ポリアミド12
- 積層造形法の種類
- LS (Laser Sintering) 法の原理
- LS市場の規模
- LS法の特長
- LS市場を左右する鍵
- RP (Rapid Prototyping) と
RM (Rapid Manufacturing) に求められる特性
- アルケマ社のLS向け高機能材料
- 各グレードの特長
- 各グレードの物性、リサイクル性、耐衝撃性
- スーパーエンプラの LS 材料としての展開の可能性
- PEKK (KepstanR) とは?
- KepstanR の既存用途
- KepstanR の特性