本セミナーでは、ウェットコーティング技術の論理的な考え方や、多くの実践を基にした塗布技術、実際に起きた塗布故障に対して行った原因調査と対策について、分かりやすく詳細に解説いたします。
ウェットコーティング技術は、現在スマートフォンをはじめとするモバイル機器用のフィルムとして多用されています。具体的には、ITO用フィルムやタッチパネル用のハードコートフィルム、反射防止フィルム、ぎらつき防止フィルムなどが挙げられます。これらのフィルムでは、塗布の均一性、無欠陥、キズ防止などが求められていますが、その一方でこれらのフィルムを貼り付けるための粘着剤の塗布なども必要とされています。ウェットコーティング技術については、過去、写真フィルム、磁気テープなどのフィルム業界が大量生産技術として牽引してきました。