本講セミナーでは、ゲルマニウムが持つ光学素子量産化に向けての課題と、赤外線センシングの基礎から詳解いたします。
(2015年5月14日 13:00〜14:30)
赤外線向けの光学素子は1980年代にゲルマニウムが採用されて以来、ゲルマニウムが主流である。これは今でも主要な赤外線光学機器の用途である軍需向けに、高額な光学系が許されて来たことがある。
車載を含む民生向け赤外線カメラ時代の到来を受けて、量産性のある簡素な光学系が求められている。
【個別質問・名刺交換】
(2015年5月14日 14:45〜16:15)
本講習会のテーマである「車載用」を念頭に置くと、非冷却センサ―が主たる対象となり 近年の急激な低価格化に伴うスマホ・アタッチメントの登場や消防用サーモグラフィの 市場変化が着目すべき動向と見えます。一方で、パッシブ光波センシングの側面から 見ると、目標や背景の放射特性、大気路の伝播特性といった環境要因への配慮と、 それを踏まえたセンサ特性のデザインが重要で、基礎を抑えておくことも将来的な技術 開発の取込みや応用拡張への対応に際して有用な基盤知識になると思われます。