本セミナーでは、高屈折率⇔低複屈折を両立する設計ノウハウ、考え方を詳解いたします。
(2015年5月8日 10:30〜12:00)
高分子材料では、無機材料に比べ複屈折が発生しやすい。レンズ等の光学素子では複屈折をゼロにすることが望まれる。本講演では、高分子の複屈折の発生機構について概説し、その制御法について解説する。
(2015年5月8日 12:45〜14:15)
透明樹脂が,ディスプレイ用光学フィルム,光ディスク,光学レンズ,光ファイバー,タッチパネルなど各種光学部材に用いられ,先端技術分野を支える重要な材料となっている。さらに,次世代照明,フレキシブルディスプレイなど次世代技術の実用化においても,透明樹脂の果たす役割は大きい。各種光学部材の機能を高め,次世代技術を実用化させるには,屈折率制御,複屈折制御,高透明化など,ポリマーの光学特性を高性能化する必要がある。ここでは,透明樹脂の屈折率制御の基礎について述べる。あわせて、屈折率をポリマーの化学構造のみから定量的に予測する屈折率予測システムについても紹介させていただく。
(2015年5月8日 14:30〜16:00)
透明樹脂成形の複屈折/位相差評価の重要性が増している一方で、その理解・応用には波動光学・偏光の理解が必要であり、敷居の高い技術分野と捉えられることが多い。本セミナーでは、複屈折/位相差評価について、高度な数学的な手法を用いない直感的な理解を目指す。