光学ポリマーの低複屈折化

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本セミナーでは、高屈折率⇔低複屈折を両立する設計ノウハウ、考え方を詳解いたします。

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プログラム

光学用透明ポリマーの複屈折制御

(2015年5月8日 10:30〜12:00)

 高分子材料では、無機材料に比べ複屈折が発生しやすい。レンズ等の光学素子では複屈折をゼロにすることが望まれる。本講演では、高分子の複屈折の発生機構について概説し、その制御法について解説する。

  1. 高分子の複屈折の起源
    1. ゴム状物質の複屈折:配向複屈折
    2. ガラス状高分子の複屈折:光弾性
  2. 複屈折の指標の利用
    1. 応力光学係数
    2. 光弾性係数
  3. 分子構造と複屈折
    1. 分局率の縦異方性と横異方性
    2. 複屈折マップの利用
  4. 共重合体による複屈折制御
    1. 共重合体の複屈折予測
    2. 適用事例
  5. 複屈折の波長分散性の制御
    1. 波長分散性の起源
    2. 波長分散性の制御方法
  6. 高屈折率化と複屈折制御

光学用透明樹脂の屈折率制御・屈折率予測

(2015年5月8日 12:45〜14:15)

 透明樹脂が,ディスプレイ用光学フィルム,光ディスク,光学レンズ,光ファイバー,タッチパネルなど各種光学部材に用いられ,先端技術分野を支える重要な材料となっている。さらに,次世代照明,フレキシブルディスプレイなど次世代技術の実用化においても,透明樹脂の果たす役割は大きい。各種光学部材の機能を高め,次世代技術を実用化させるには,屈折率制御,複屈折制御,高透明化など,ポリマーの光学特性を高性能化する必要がある。ここでは,透明樹脂の屈折率制御の基礎について述べる。あわせて、屈折率をポリマーの化学構造のみから定量的に予測する屈折率予測システムについても紹介させていただく。

  1. 透明ポリマーの基礎
    1. 透明になるポリマーとは
    2. 非晶構造とガラス状態
  2. 屈折率制御
    1. 屈折率と分子構造
    2. 屈折率の波長依存性
    3. 屈折率の温度依存性
    4. 屈折率の制御、高屈折率化
    5. 透明ポリマーの屈折率予測システム

光学透明樹脂の複屈折/位相差の測定と評価技術

(2015年5月8日 14:30〜16:00)

 透明樹脂成形の複屈折/位相差評価の重要性が増している一方で、その理解・応用には波動光学・偏光の理解が必要であり、敷居の高い技術分野と捉えられることが多い。本セミナーでは、複屈折/位相差評価について、高度な数学的な手法を用いない直感的な理解を目指す。

  1. 偏光の直観的理解
    1. 光線光学と波動光学
    2. 直線偏光、楕円偏光、円偏光
    3. ポアンカレ球
  2. 複屈折/位相差の直観的理解
    1. 屈折率、複屈折と位相差
    2. 複屈折/位相差の発生原因
    3. ポアンカレ球を用いた複屈折/位相差の実用的な理解
  3. 複屈折/位相差の測定
    1. 偏光フィルムを用いた目視評価
    2. 様々な定量測定方法
  4. 複屈折/位相差測定の実際と応用
    1. 樹脂成形品 (レンズ等)
    2. 透明フィルム (オフライン測定とインライン測定)
      (実験) 実験-1 偏光フィルム、定量測定装置を用いた測定実験 実験-2 測定結果の活用方法の実習

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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