スラリーの調製・分散技術と最適化

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本セミナーでは、スラリーの設計、調製、分散技術の基礎から解説し、条件の最適化、分散剤の特性、分散制御技術について詳解いたします。

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プログラム

第1部 スラリーの設計、調製、分散技術と条件の最適化 (10:30~14:15)

 スラリーにする前の微粒子について基本的な性質を理解するとともに、スラリー中の微粒子の分散安定性の評価方法について示す。その後、微粒子の製造方法および微粒子への表面修飾によるスラリーの分散安定化についていくつかの実験例を示し、機械的な分散技術について概説する。

  1. はじめに
  2. 微粒子に関する基礎知識
    1. スラリーおよびコロイドの定義
    2. 微粒子の性質
    3. 微粒子の形状・大きさ
    4. 粒子間に働く付着力
    5. 流動特性
  3. スラリーの分散安定状態およびその評価方法
    1. 微粒子表面と溶媒の親和性
    2. 微粒子の表面電位とDLVO理論
    3. 分散剤 (界面活性剤・高分子) の吸着
    4. 微粒子沈降法による分散性評価
    5. ゼータ電位測定による分散性評価
  4. 微粒子の製造方法
    1. 高分子ミクロスフェアの生成と粒子径制御
    2. 単分散シリカ微粒子の生成と粒子径制御
    3. コーティングによる微粒子表面の改質
  5. スラリーの最適な分散技術
    1. 微粒子の帯電による分散効果
    2. 微量水のゼータ電位への影響 (有機溶媒中)
    3. 高分子吸着による分散効果
    4. 攪拌操作と微粒子分散
    5. ビーズミルによるスラリー分散安定化技術
  6. おわりに

第2部 スラリー分散における分散剤の特性と分散制御技術 (14:30~16:00)

 固体粒子を液体中に分散したスラリーの分散安定性は、分散剤の添加によって制御される。スラリー分散の基礎と、幾つかの事例を基に固体粒子への分散剤の吸着挙動などの分散剤の特性と添加された分散剤によるスラリーの分散制御について解説する。

  1. はじめに
  2. スラリーの基礎
    1. 固体粒子の調製
    2. 分散媒による固体粒子の濡れ
    3. 固体粒子間に働く力
  3. 分散剤の特性
    1. 分散剤の選択
    2. 分散剤のキャラクタリゼーション
    3. 分散剤添加によるスラリーの分散安定性
      1. 低分子分散剤の添加効果
      2. 高分子分散剤の添加効果
        • 高分子の吸着作用と分散安定性
        • 高分子の枯渇作用と分散安定性
  4. スラリーの分散安定性の評価方法
    1. 相図の作成
    2. スラリーの散乱
    3. スラリーのレオロジー
  5. スラリーの事例
    1. シリカスラリー
      1. シリカスラリーの特長
      2. 添加塩 – シリカスラリー
      3. 界面活性剤 – シリカスラリー
      4. 高分子分散剤 – シリカスラリー
    2. カーボンスラリー
      1. カーボンスラリーの特長
      2. 高分子分散剤 – カーボンスラリー
  6. おわりに

会場

機械振興会館
105-0011 東京都 港区 芝公園3-5-8
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