本コースは、Aコース「塗装・コーティング現場のゴミ・ブツ対策実践セミナー」とBコース「プラスチック成形工程のクリーン化ノウハウ&静電気対策ノウハウ」のセミナーをセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
2テーマ 通常受講料 : 107,730円(税込) → 2コース申込 割引受講料 92,340円(税込)
今回は工業塗装におけるゴミ・ブツ退治に有効な、「見える化」手法を軸に、現場で即役立つノウハウをご紹介します。悪さ加減が見えるようになると、対策が取りやすくなります。塗装工程の歩留りアップにお役立ていただけるものと存じます。
- 塗装不良による会社の痛みを「見える化」するには?
- 損失金額を明らかにして、全員で会社の痛みを覚える。
- どんな改善効果が得られるか?
- 不具合の発生状況を“見える化”するには?
- 不具合成績の「見える化」 → グラフの作り方
- どこで不具合が発生しているのかを“見える化”するには?
- 不具合原因の「見える化」ツールとは?
→ 身近な生活用品によるゴミ・ブツの「見える化」テクニックを紹介
ラベルシート、ダストサンプラー、スモークマシン、HIDライト、LEDライト、グリーンレーザーシート光源、
Dino-Lite Digital Microscope、粗粒子パーティクルセンサ、落下塵カウンターなどの実際の
可視化装置の効果を会場で実演。
- 現場の可視化事例紹介
→ 気流の見える化、浮遊ゴミの見える化、塗装前の被塗物の表面に付着するゴミの見える化、ガン先から
吐出する溶剤塗料中のゴミの見える化、帯電したホコリの見える化、レーザー可視化装置による
発塵現象の動画紹介
- あっと驚く具体的対策事例の紹介
- 対策推進状況の“見える化” ~対策が進んでいるのか?~
- 情報の共有化の方法
→ 対策推進状況の「見える化」でより大きい効果が得られ、また改善のスピードアップにつながります。
- ゴミ・ブツ対策の極意
- 工程における「部分最適」と「全体最適化」について。
- 「見える化」とは、見えないものを見えるようにすること。いつもの現場を見えるようにする。見えれば気づきが得られ、行動につながる。
- ゴミブツ対策プロジェクトにおける推進リーダーの役割は、「決定」と「方向付け」と「エネルギーの結集」である。
- 問題を共有化することが、解決への近道。そのツールが「見える化」である。
プラスチック成形工程でのクリーン化・静電気対策については、自動車関連の部品から、食品・化粧品などの衛生関係、特に医療用機器や器具関係などにて需要が急速に高まっている。
しかし現場は半導体工場などとはおよそかけ離れた環境なので、半導体を対象としたクリーン化対策・静電気対策では十分な効果が得られないことが多い。よって、現場の担当者は手探りでクリーン化対策・静電気対策を進めていることが多く、手間もかかる割には成果が見えないことも多々あるように聞いている。
1日目:成形工程におけるクリーン化のノウハウ
(2015年7月14日 10:30〜16:30)
- クリーン化の意義・メリット・・・「目に見えない脅威と戦う」
- クリーンルーム外の人に協力してもらうには?
- クリーンルームとは?
- クリーンルームの定義
- クリーンルームの規格
- 気流方式
- 粗大粒子の特徴
- 浮遊微粒子との違い
- 粗大粒子の挙動を動画で観よう
- クリーン化機器について
- エアシャワー (静電気による再付着を防ぐ)
- クリーン化対応エアコン (早すぎる気流は逆効果)
- クリーンルームとクリーンブース
- 気流制御がカギ
- クリーン化評価
- クリーンルームライト
- パーティクルカウンターと落下塵カウンター
- 付着塵カウンター
- 付着と除塵のメカニズム
- 成形工程におけるクリーン化
- 成形機のクリーン化
- 金型
- 取り出しロボット
- 搬送・保管工程
- 搬送と発塵
- 保管時に汚れていく製品
- 除塵工程
- 気流管理
- 意外と多い再付着をどう防ぐ?
- 塗装・乾燥工程
- 作業員からの発塵対策
- 気流
- クリーン化推進について
- クリーン化推進の6つの要素
- クリーン化における6S
2日目:成形工程における静電気付着対策のノウハウ
(2015年7月14日 10:30〜16:30)
- 静電気と付着対策
- 静電気の基礎
- ESD対策
- ESA対策・・・ESD対策との違い
- ESA対策で重要な2つの式
- 静電気対策品・・・イオナイザー
- 静電気対策品・・・加湿機
- 静電気対策品・・・表面抵抗値による管理
- 静電気対策品・・・コロナ放電
- 手ごわい静電気
- 静電気実験・実演
- 静電気付着を実演
- アースの効果
- 成形工程における静電気付着対策
- 成形工程
- 取り出しロボット
- 搬送工程
- 保管工程
- 除塵工程
- 塗装工程
- 静電気対策とクリーン化・・・まとめ