契約実務にはじめて接する方を主な対象として、契約書の特徴や備えておくべき基礎的な知識について説明します。すでに経験がある方にとっても、何気なく行っている日々の実務の意味合いの確認となります。
そして、契約書本文の構造を3つに分けて、読み方や作成のポイントを簡潔に説明します。契約書を“どのように読むのか“について身につけていただくと共に、契約書作成の“骨格づくり“のイメージを持っていただくことを狙いとしています。
1. ビジネス契約の特徴、留意点
- 契約とは
- 定義
- 約束との違い
- 契約書は必ず必要か?
- 「契約書の定義」から導かれる2つの注意点
- 契約「書」の機能
- 4つのメリット
- 担当者のリスク回避
- 契約書がもっとも役に立つ場面
- ビジネス契約の特徴、留意点
- 「会社」の権利、義務であること→「社内」との関係
- 現場の重要性
- 他の部署や専門家の協力
- 契約内容の社内への徹底
- 相手方とのパワーゲーム→「社外」との関係
- コンプライアンスへの配慮→「社会」との関係、会社の品格
2. ビジネス契約書の基本実務
- 体裁・形式
- 方式自由であるが、マナーを押さえる必要あり
- 一般的な契約書の形式の解説
- 契約書の表題 (タイトル)
- 条文の見出し
- 前文
- 後文
- 日付
- 署名、記名
- 捺印
- 当事者 (締結権限があるのは誰か)
- 印紙
- 印の種類
- その他
契約書本文の作り方
- 契約の基本ルールを理解する。
- 契約書の構成を理解する (3部構成で考える)
- 契約書本文を作成する。
- ビジネス条項
- リスク管理条項
- 定型条項
- その他注意すべき条項
- 契約書で注意すべき言い回し
3. 質疑応答/名刺交換