新規事業や新製品を成功させるためには、顧客ニーズをとらえた新しい価値創造が欠かせない。しかし、顧客の声に耳を傾けることで、本当に技術革新やイノベーションを生み出せるのか?その答えは、顧客自身も気付いていないような潜在的かつ本質的な顧客ニーズをいかに探索・抽出できるかにある。
講座の構成として、まず、講師が実際のプロジェクトで活用している独自の調査方法や顧客価値創造フレームワークを、実例とともにレビューする。その後、ワークショップ形式で、顧客ニーズから技術・開発テーマの創出まで、一連のプロセスを経験する。
- 新しい技術・開発テーマ創出における課題
- シーズ型開発の課題とニーズ型開発の可能性
- 創造と効率の両立
- ニーズ型開発の罠:ニーズとウォンツの違い
- 事例:顧客ニーズ起点での新市場開発、カテゴリーイノベーション開発
- 顧客ニーズの調査・分析・抽出方法
- 技術・開発テーマをインスパイアする顧客ニーズとは?
- 顧客ニーズの種類と活用領域
- 従来型の顧客ニーズ調査の限界と問題点
- 顧客自身も気付いていない潜在的・本質的な顧客ニーズをいかに抽出するか?
- 事例:多様な顧客ニーズ調査・分析手法~エスノグラフィや投影法の活用方法
- 顧客ニーズの仮説立案と検証方法
- 顧客価値創造フレームワーク
- 市場機会の設定~経営視点での戦略的な成長機会の発見
- 顧客の設定
- 本質的な顧客ニーズの抽出と選択
- 顧客ニーズを捉える、新しい顧客価値の開発
- 顧客価値を実現する、技術・開発テーマの創出
- 技術・開発テーマを可視化するプロトタイピング
- 顧客価値創造ワークショップ
- ニーズ型開発の組織での取り組み
- ニーズ型開発を成功させる組織体制
- 顧客ニーズ探索から顧客価値の創造・開発テーマ創出へのシームレス化
- グローバルインサイトからのリバースイノベーション
- 事例:ニーズ型開発の組織
- まとめ