(2015年4月28日 11:00〜12:30)
当社は2000年からサービスロボット分野、医療介護分野の調査・コンサルティングを行ってきました。 それが2010年以降、モバイル、クラウドの普及により、医療クラウド、医療ICT、介護支援 ロボット等が製品化・市場投入されています。 本講演は、最新の次世代介護機器の製品・市場動向について講演いたします。
(2015年4月28日 13:15〜14:15)
福祉機器は一般的な機器の供給システムと異なり、簡単にネットで購入してすぐに使えるというものではありません。 使用する方にどのように適合させる必要があるか、購入費用についても いくつかの補助制度があり、その補助を受けるための手続きや条件もあります。独特の機器流通についても知っていただきます。 住宅関連機器、車椅子や電動車椅子などの移動機器、姿勢保持装置、コンピュータコミュニケーション機器、スポーツ・レクリエーション支援機器、おもちゃなどの 具体的な福祉機器を例示します。 またその機器を供給する際の決定要素として、使用対象者 (介助者含む) 、目的、使用環境、コスト (補助制度の利用) を整理して いくことの大切さも強調します。
(2015年4月28日 14:25〜15:25)
福祉機器の共同開発と臨床的な評価がどのように行われているのか、実績のある横浜市総合リハビリテーションセンターの具体的な福祉機器共同開発・臨床評価システムを事例に知って いただく。 また、どのような設計要素が関係するのか、そのポイントとどのような開発チームが実効的な成果をあげているのか解説する。 福祉機器開発に不可欠な機器開発側のエンジニア と医療スタッフとのコラボレーションの重要性をご理解いただきたい。 また、機器そのものの基本的な機構評価に加え、臨床現場 (使用する環境に近い状況) を想定した臨床的評価 (医療ス タッフなどの専門職評価と使用者による評価) の重要性も知っていただきたい.