医薬品プロジェクトの意思決定ノウハウ/ベストプラクティス

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本セミナーでは、医薬品の研究開発においてプロジェクト評価の手法を詳解いたします。
また、各々の利点や欠点、効果的に利用するノウハウについて解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 プロジェクト評価技術の実践的利用価値 ~利点・欠点をふまえて~ (10:30~12:10)

 研究開発のプロジェクト価値を評価するための方法 (技術) であるDCF法、ディシジョンツリー法、リアル・オプション法などについて解説し、医薬品R&Dでの利用における利点・欠点や状況に適した活用方法についても述べる。

  1. 研究開発プロジェクトの評価技術
    • 評価に使われる基本ツール~DCF法
    • シナリオプランの見える化~ディシジョンツリー法
    • 実行権利の価値~オプション価値とリアル・オプション法
    • 各プロジェクト評価技術の分類
  2. 医薬品R&Dでの利用方法
    • 医薬品R&Dでの利用状況
    • 評価技術効果的活用の事例 (1) ~DCF法
    • 評価技術効果的活用の事例 (2) ~ディシジョンツリー法
  3. 経営学的視点からの分析と改善策方法
    • プロジェクト評価技術の理論的限界
    • 予測精度に関する詳説
    • プリンシパル=エージェンシー関係と評価誤差
    • 高精度評価のための環境整備

第2部 プロジェクトでのTarget Product Profileの活用と効率化
~TPPを用いた開発方針と意思決定について~ (13:00~14:40)

 不確実性が高くそれぞれのアクティビティーが非常に長い医薬品開発において、投資の継続とgo/no go意思決定は最も難しいテーマの1つである。その中で、候補化合物について「医薬品」をイメージしたTarget Product Profileを比較的早くから作成し、化合物のもつ可能性を考慮した上で特徴のある医薬品に育て上げるべき開発方針を定めていくことは、戦略上非常に重要である。  一方で、TPPが一人歩きしてしまうことで自由な発想が阻害されたり、マネジメントやチーム員に誤ったメッセージを送ってしまう可能性もある。また、新規化合物として開発している化合物のTPPとLCMを目的としたTPPではおのずと内容やメッシュも異なってくる。  本講演においては、医薬品開発におけるTPPの目的、構成要素、可能性等をレビューしながら、典型的な問題点も討議することで、難しい医薬品開発意思決定について討議し、理解を深めたい。

  1. Target Product Profileとは
  2. 医薬品開発におけるTPPとその特性
  3. 研究開発プロジェクトマネジャーとマーケット担当者
  4. TPPにまつわる典型的問題点
  5. TPPと事業性調査
  6. 意思決定の質とは?

第3部 Go/No Go判断プロセス/必要な情報と意思決定におけるクライテリアの設定 (14:55~16:35)

 組織として効果的な意思決定を行うための実践的手法を説明する。案件の状況に応じたプロセスの組み方、各種分析法の意思決定への組み込み、不確実性への対応等につき事例を紹介する。

  1. プロジェクト・ポートフォリオ評価の準備
  2. レビュープロセスの設定
  3. 意思決定に必要なインプット
  4. 様々な状況下でのクライテリア設定
  5. 不確実性への対処例

会場

東京ビッグサイト
135-0063 東京都 江東区 有明3-11-1
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