(2015年3月12日 13:00〜14:15)
昨年12月、総務省の「電波政策ビジョン懇談会」 (座長:多賀谷一照、獨協大学法学部教授) において、無線通信の更なる高度化へのニーズと期待が高まる中で、電波逼迫解消と、世界最先端のワイヤレス立国の実現・維持に向けた検討結果を「電波政策ビジョン懇談会 最終報告書」として発表した。 本講義では、本懇談会の事務局から最終報告書のポイントを説明するとともに、2020年代に向けた電波政策ビジョンの実現に向けた今後の取組について展望する。(2015年3月12日 14:20〜15:35)
安倍政権の成長戦略である「日本再興戦略」に基づき、昨年12月に「第4世代移動通信システム (4G) 」向け周波数の割当てが行われ、過去最大規模となる120MHz幅が3者に対して割り当てられた。 本講義では、我が国の携帯電話を取り巻く状況について周波数配分政策を中心に概観するとともに、4G割当てのねらいと審査の考え方を説明する。(2015年3月12日 15:45〜17:00)
第5世代移動通信システム (5G) は、LTEに比べて100倍の通信速度や1msecという低遅延を実現するなど技術的な目標が定められている中で、日本では世界に先駆けて2020年の商用サービス開始に向けて、通信機器ベンダや通信事業者をはじめ各プレイヤーがユースケースに基づく技術仕様の検討や要素技術の開発などが行われている。各プレイヤーの技術的な取り組みや関連するモバイル市場に関して展望する。