高分子材料は、無機材料に比べ,軽量,易成形性などの特徴を有するが,複屈折が発生しやすい。レンズ等の光学素子では,複屈折をゼロにすることが望まれる。本講演では、高分子の複屈折の発生機構について概説し、その制御法について解説する。
- 高分子の光学的性質
- 光学概論
- 屈折率
- 現象論
- 屈折率の微視的表式
- 屈折率の波長依存性
- 複屈折
- 複屈折
- 配向複屈折
- 配向複屈折微視的表式
- 複屈折の波長依存性
- 形態複屈折
- 複屈折測定と応力光学則
- 複屈折測定
- 強度法
- 変調法
- スペクトル法
- 偏光イメージング
- 応力光学則
- 流動複屈折の基礎理論
- ひずみ光学係数
- 応力光学係数
- 重ね合わせの原理
- 伸長変形
- ずり変形
- 具体的事例
- 光学樹脂の複屈折制御
- 修正応力光学則
- ガラス転移領域の複屈折
- 現象論的扱い
- 具体的事例
- 複屈折性の指標
- 固有複屈折
- 応力光学係数
- 光弾性係数
- 係数の相互関係
- 分子構造と複屈折性
- ランダム共重合と複屈折制御
- 複屈折の波長分散性制御
- 複屈折の理想的振舞いと非理想性