本セミナーでは、炭素ナノ繊維の歴史、合成法、構造解析および構造制御法、エネルギーおよび環境デバイス用材料としては応用について解説し、エネルギーデバイスとしては、Li-ion電池用負極材、キャパシタおよび燃料電池用触媒担体としての応用を主に紹介いたします。また環境デバイス用応用としては、SOx、NOxおよびHCHOの除去とグリーン化学用触媒担体等も詳細に紹介いたします。
炭素ナノ繊維 (CNF:carbon nanofiber) はCNT (carbon nanotube) と共にナノ繊維状炭素を代表する物質である。CNTに較べて生産性が高く、多様な表面と構造を有するため、導電剤としての応用と共にエネルギー・環境デバイス用の触媒担体として既に応用されている。