ポリ乳酸における異種高分子とのポリマーブレンド / コンパウンドによる改質ノウハウ

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プログラム

第1部 リアクティブブレンドによる ポリ乳酸の機械特性向上とその反応メカニズム

(2015年4月14日 10:30〜12:00)

リアクティブプロセッシングを利用したポリマー設計についてポリ乳酸系ポリマーブレンドを中心に述べるとともに、ラジカル発生剤を用いたポリ乳酸のグラフト化反応や、ポリ乳酸/ポリカーボネート系3成分リアクティブブレンドについて、二つの切り口 (①反応と化学構造 ②機械特性とモルフォロジー) でそれぞれ解説する。

  1. リアクティブプロセッシングを用いた ポリ乳酸 (PLA) 系ブレンドの設計
    1. 反応性相溶化剤における官能基の選択
    2. 反応機としての二軸押出機
    3. 汎用測定機 (FT-IR、GPC) を用いた反応の定性および可視化
  2. リアクティブプロセッシングによるPLAへのグラフト化反応
    1. 一次構造解析と反応メカニズム (ラジカル反応/ラジカル副反応)
    2. 機械特性評価とモルフォロジー
  3. PLA/PC系3成分リアクティブブレンド
    1. 3成分ブレンドのコンセプト
    2. PLAと相溶化剤とのラジカル反応
    3. 3成分ブレンドの調製方法と機械特性
    4. 3成分ブレンドのモルフォロジーと機械特性向上メカニズム

第2部 二軸押出機を利用したポリ乳酸のコンパウンド技術とその応用

(2015年4月14日 12:50〜14:20)

  1. 押出機における混練技術の考え方
  2. 二軸押出機の構造
  3. ポリ乳酸のポリマーブレンド
  4. ステレオコンプレックス化
  5. ポリ乳酸の成形加工
  6. 応用の可能性

第3部 ポリマーブレンドによるPLA (ポリ乳酸) の高性能化

(2015年4月14日 14:30〜16:30)

ポリ乳酸はバイオマス由来の高分子として最も汎用化が進んでいるプラスチックの一つであるが、成形加工性、耐熱性、破壊靭性など欠点も多く、その改良が求められている。本講演では、溶融状態におけるレオロジー特性の改質方法、結晶化速度の向上とそれに伴う耐熱性の改善、さらには破壊靭性の改良方法について、最新の研究内容のみならず基礎的な知見と共に説明する。

  1. ポリマーブレンドの基礎知識
    1. 相溶性の基礎
    2. 相溶性の予測
    3. 混合の基礎
    4. 非相溶ポリマーブレンドの構造形成
  2. ポリ乳酸系ブレンド
    1. ポリ乳酸系ブレンドの最新研究動向
    2. 溶融特性、成形加工性の改質
    3. 結晶化の基礎とブレンドによる結晶化速度の向上
  3. ポリ乳酸における破壊靭性の向上

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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