第1部 マイクロ波加熱の原理とスケールアップ
(2015年4月8日 10:30〜13:00)
マイクロ波加熱の原理と特長、マイクロ波加熱装置のスケールアップの考え方を示し、その方法と限界そして改善策を説明する。現在販売しているマイクロ波加熱装置の構造と特長を示すことにより、マイクロ波利用の実態と効果を明らかにする。
- 電磁波とマイクロ波
- 物質を加熱する電磁波とその周波数帯
- マイクロ波加熱装置に使用できる周波数
- 電波と安全
- マイクロ波について
- マイクロ波加熱の原理について
- 誘電体が吸収するマイクロ波電力の計算式
- マイクロ波が誘電体に浸透する深さ
- 誘電体の誘電特性
- 水を例にしたマイクロ波加熱の原理
- 金属が吸収するマイクロ波マイクロ波電力と表皮の深さ
- 金属粉末のマイクロ波吸収性能
- マイクロ波加熱の特長
- マイクロ波電力応用装置の基本構成
- マイクロ波電力応用装置の基本構成
- 基本構成の問題点
- 改良型構成
- スケールアップの基本的考え方
- 家庭用電子レンジについて
- 工業用加熱装置におけるスケールアップ法
- 従来過熱方法との併用を考える
- 一考すべきスケールアップ
- マイクロ波放電の例
- 必要なマイクロ波電力の求め方
- 粒状ガラスの乾燥 (応用問題)
- (ミクロ電子) が販売した各種産業分野への応用例
- 工業用マイクロ波加熱装置の最大出力動向 (ミクロ電子)
- マイクロ波加熱の応用分野
- 各種産業分野への応用例
- ゴム工業への応用
- 食品工業への応用
- 窯業 (セラミック) への応用
- 木材工業への応用
- 医療への応用
- その他の応用
第2部 マイクロ波加熱の特徴を生かした使用法と産業応用
(2015年4月8日 13:45〜16:15)
電子レンジなどで利用されているマイクロ波加熱の産業応用を、事例を中心にわかりやすく解説する。特に、「あえてマイクロ波加熱を使う理由」などをクローズアップし、マイクロ波の利点や問題点を明確化する。主に、化学合成、ナノ材料の合成、セラミックスの焼結、乾燥などを例として、産業化の可能性を紹介する
- 家電からから宇宙技術までマイクロ波が活躍
- 様々な産業でマイクロ波加熱は活躍している
- マイクロ波独自の加熱
- スーパーヒーティング
- 逆の温度分布
- 選択加熱
- マイクロ波加熱と物質
- 物質と電磁波の関係は?
- マイクロ波の加熱メカニズム
- 加熱効率を予想するには?
- 浸透深さ
- 周波数の効果
- シングルモードとマルチモード
- 産業化の可能性とスケーリングアップの注意点
- 化学・ナノマテリアル・材料・エネルギー・環境浄化技術への応用
- 有機材料
- ナノマテリアル
- 高分子化学
- 無機材料
- 水素エネルギー貯蔵
- バイオマス
- マイクロ波励起無電極ランプ
- アスベストや放射能汚染物質処理
- 光触媒
- 実験用および産業用マイクロ波加熱装置
- マイクロ波加熱チェック項目・基礎的な用語のまとめ