近年自動車のリコールが多発するとともにその規模が非常に拡大している傾向にある。その要因として部品の共通化、設計の複雑さ、開発の短縮化、海外生産の急速化などの環境の変化が挙げられている。 それぞれの事例から分析すると、その本質的問題点と課題は本来日本の製造業の強みであったTQMの実践が弱まっているのではないかと懸念される。 本研修では硬直化した組織の風土改善を前提とした品質問題の未然防止活動について具体的に学ぶとともに、その基軸としてのDRBFM手法について演習課題を含め実践的に体得することを目標とする。