(2015年3月10日 11:00〜12:30)
技術的強みとは、それを活かす用途・市場があってこその強みです。よく、自社の技術に強みはないと言われる技術者がおられますが、これは、長年同一業界しか見てこなかったために思考が袋小路に入った状態といえます。自社技術を異なる業界の用途に転用することで、この異業界で新たな効能を生み出し、それによって新規事業を生み出すケースもあるのです。この異なる業界に転用できる要素技術こそが技術的強みです。 本講座では、自社の技術を“正当”に評価するために、袋小路に入った思考を解き放つ新たな視点と考え方を提供します。
(2015年3月10日 13:15〜14:45)
新規テーマ、新事業創出のためのコア技術の見極めの仕方、評価の方法を解説する。さらに、コア技術の強みを生かし、次の差別化技術に進化させることで、新しい要素技術を生み出すプロセスについて説明する。
(2015年3月10日 15:00〜16:30)
自社のコア技術が正しく捉えられ、また可視化できるように管理されているか。自問自答をしてみることが重要である。単に自事業部門だけで活用されているようでは、コア技術が活用されているとは言えない。開発した技術者としても、全社で、そのコア技術が活用されることこそ最大の名誉である。また会社にとってもコア技術を活用し成長することが可能になる。部門間のサイロメンタリティーを破壊できるような管理の仕組みを確立することが重要になる。グローバル企業で成功しているスリーエム社のコア技術管理手法を紹介する。