技術者のミッションは、与えられた技術開発課題を達成することだけではありません。市場・顧客や社会にとっての価値につながる技術を開発することです。そのためには技術開発と並行して、市場や顧客、競合の動向についても注意深く観察し、戦略的な取り組みを構想・実行していく必要があります。つまり、マーケティングの考え方が必要となります。また、売上・利益を確実に出すために、採算性も考慮した研究開発活動を行うことが重要です。策定した戦略の財務シミュレーションを行い、戦略をブラッシュアップするための計数感覚も必要となります。
- 技術・研究開発に必要なマーケティングとは
- ベストプラクティス事例
- 技術-製品-事業・ビジネスモデルを1セットで思考
- マーケティングとは
- 技術者の行うマーケティングとは ~顧客との対話による価値創発~
- 研究開発部門のマーケティングとは ~次世代の新市場創出~
- 技術・研究開発においてマーケティング・ミックスの考え方
(生産財の場合)
- 製品戦略:技術、製品からエコシステムまでを1セットで考える
- 価格戦略:価格設定による主な要因、価格弾力性
- 広告宣伝、販促戦略:広告宣伝と営業の連動、マルチチャネル戦略
- 販売チャネル戦略:直接販売、間接販売、電子商取引
(ケース演習) キーエンス
- 市場や顧客の特性分析
- 市場分野・用途のリストアップ
- 市場分野・用途のトレンド把握と戦略仮説想定
- 有望な市場分野・用途の選定
- 業界特性分析
- 顧客セグメンテーション
- バランスドスコアカードによる顧客特性分析
- 自社及び競合他社のベンチマーキング分析
- バランスド・カードによる競合他社の強み・弱みを把握
- 過去の戦略パターンの把握
- 自社の強み・弱み分析
- 競合他社の事業シナリオの構想 (複数) ~シナリオプランニング~
- 自社の競争シナリオの構想
- 技術マーケティング戦略の様々な戦略モデル
- 事業ドメイン変革の戦略モデル
- アンゾフの成長ベクトルの戦略モデル
- プロダクトライフサイクル戦略モデル
- 技術ベースのブランド戦略モデル
- アライアンス・M&A戦略モデル
- オープン・イノベーション戦略~オープン戦略とクローズ戦略
- グローバル・マーケティング戦略~共通化戦略とカスタマイズ戦略~
- 技術マーケティング戦略策定の流れとポイント
- 戦略仮説の想定と与件の確認
- 戦略コンセプト企画 (演習あり)
- 自社の技術的強みの確認
- 市場特性分析
- 競合他社ベンチマーキングと自社分析
- 製品コンセプト企画
- 事業ビジョン・事業目標の設定
- 基本戦略、ビジネスモデル・エコシステム策定
- 個別戦略
-マーケティング・ミックス、技術戦略、生産戦略など
-アライアンス・M&A戦略
- 市場・事業・技術ロードマップの策定
- 組織体制の検討
- リスク分析
- ブレークスループロジェクト企画 ~成果直結型プロジェクト~
- 財務シミュレーションからみた戦略のブラッシュアップ
- 財務とは~3つの財務諸表を事業活動とつなげて理解する~
- 売上計画、費用計画、投資計画、要員計画
- 損益分岐点分析
- 利益計画
- 採算性分析による戦略のブラッシュアップのポイント