人工皮革・合成皮革に向けた樹脂設計と求められる触感とその評価

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プログラム

第1部 人工皮革・合成皮革用ウレタン樹脂の設計による物性制御

(2015年3月26日 10:00〜11:20)

本講座では、ウレタン樹脂の基礎に始まり、人工皮革・合成皮革用の樹脂設計を化学構造と物性の観点から説明する。特に、加工方法や適用部位によって異なる要求性能に対し、どの様な樹脂設計が採用されているか述べる。また、水系ウレタン樹脂を中心とした環境対応型樹脂についても、メリット、デメリットを含めて紹介する。

  1. 人工皮革・合成皮革とは
  2. ポリウレタン樹脂の基礎
    1. ポリウレタンの一般的性質
    2. ポリウレタンの構造
    3. イソシアネートの化学
  3. 人工皮革・合成皮革用ポリウレタン樹脂の設計
    1. 合成皮革・人工皮革の製造法
      1. 湿式加工
      2. 乾式加工
    2. 各部位における要求性能と樹脂設計
      1. 湿式層
      2. 表皮層
      3. 接着層
    3. 機能性の付与
      1. 耐磨耗性
      2. 耐薬品性
      3. 透湿性
  4. 環境対応型ウレタン樹脂について

第2部 各種ポリカーボネートジオールの特性と合成皮革への応用

(2015年3月26日 11:30〜12:50)

ポリカーボネートジオールは、耐加水分解性や耐薬品性に優れるポリウレタンが得られる材料であり、自動車など耐久性を要求される合成皮革用途に、適したポリオールである。ポリウレタン設計の手助けとして、ポリカーボネートジオールの構造と、柔軟性や耐薬品性など
ポリウレタン物性の関係について述べる。

  1. ポリウレタンとは
  2. ポリカーボネートジオールの特徴
  3. ポリカーボネートジオールを用いたポリウレタンの特徴
  4. まとめ

第3部 自動車内装材への人工皮革の新たな展開

(2015年3月26日 13:40〜15:00)

天然皮革の供給不安定、価格高騰を受けて、自動車内装材への人工皮革、合成皮革の使用が増加している。一方で、素材の環境対応化、化学物質の規制が進む中、人工皮革の製造方法も大きく変わりつつある。しかながらし、環境対応だけで天然皮革を代替できるわけではない。今回、自動車内装材用途として、成形性に優れた、弊社の環境対応型人工皮革<ティレニーナ>と、本革の触感を有する<パーカッシオ>を紹介する。

  1. 皮革調内装材としての人工皮革
    1. 人工皮革の種類と製造工程
    2. 人工皮革の特長と不利な点
  2. 人工皮革の環境対応化
    1. 溶剤系から水系への転換
    2. 化学物質規制への対応
  3. 成形用人工皮革<ティレニーナ>
    1. 加工特性
    2. 使用例
  4. 本革代替人工皮革<パーカッシオ>
    1. 仕上げプロセス
    2. 特長と物性
    3. 使用例

第4部 自動車内装材用皮革系表皮材に求められる触感・評価と開発応用

(2015年3月26日 15:10〜16:30)

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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