本セミナーは、粉体の付着・凝集・流動メカニズムの基礎から解説し、これらのトラブルと対策と今後の動向について詳解いたします。
粉体を取り扱うと必ず問題となるのが「付着」です。この付着のし易さを表わす言葉が「付着性」ですが、この「付着性」は「付着力」と混同されているようです。そこで本講座では、まず、「付着性」と「付着力」の関係を整理してみます。その上で、装置壁にくっつく「付着」や粒子同士の付着である「凝集」、その 両者が関連する 粉体の「流動」について、現象の実際と実操作での例を交えて、それら物性が働くメカニズムやその測定・評価方法、また、測定・評価した付着 性、凝集性、流動性等を基に粉体ハンドリングをどう効率よく行っていくべきなのか?またそれらの物性が基となるハンドリングに際してのトラブルをどう回避、対処していくべきなのか?等などについて、その考え方を概説します。