(2015年2月24日 13:00〜14:00)
最近、未利用エネルギーや再生可能エネルギーの有効利用の観点から、バイナリーサイクルによる発電が注目を集めている。バイナリーサイクルの基本原理や特徴を解説するとともに、現在市場投入している種々のバイナリー発電設備についてその特徴を紹介する。また、工場廃熱について種類と分布、及びバイナリー発電の適用性について概要を説明する。
(2015年2月24日 14:10〜15:15)
三井造船は、70~250℃の中低温熱エネルギーから電力を回収するVPC (Variable Phase Cycle) を採用したバイナリー発電装置を開発しました。同じ熱源からより多くの熱エネルギーを回収できるシステムで、出力範囲は電気事業法規制緩和対象を中心に50~1000kWです。ガスエンジン排熱、工場排熱、地熱、温泉水などに適用できます。
(2015年2月24日 15:25〜16:30)
我が国の下水処理システムはエネルギーを大量に消費しているが、大震災以降の不安定な電力需給環境やエネルギーコスト高騰により、下水処理に要するエネルギー消費の一層の低減が求められている。中でも下水汚泥は約7割が焼却されており、その排熱を利用する技術が期待される。
本講演では、バイナリー発電を下水汚泥特有の条件に最適化した技術の有効性と実証成果について解説する。