本セミナーでは、IEEE 802.15.6の新規格承認によって更なる利用促進が期待される人体通信技術について基礎から、用途開発について詳解いたします。
ウェアラブルヘルスケア機器で使われる近距離無線通信技術として、IEEE 802.15.6に規定された近距離無線に注目が集まっています。本講演では医療、ヘルスケアで用いられる近距離無線通信技術の概要と、近距離無線通信技術としては、新しい提案である人体通信の解説をします。 人体通信の通信機器は、筋電位や心電情報などの生体情報センシング機器の電極や回路と構成が似ていることから、人体通信機器を用いた生体情報の取得が提案され、遠隔医療やヘルスケアなどの医療ICT分野での応用が期待されており、本講演にて医療・ヘルスケア分野における当技術の可能性と実用化展望について解説いたします。