(2015年2月13日 13:00〜13:40)
我が国農業は、安価な外国産農産物との競争や担い手の高齢化・減少などによる労働力不足等の課題を抱えていることから、ICTの導入によるコスト削減や高付加価値化、省力化が望まれている。これまでICTを活用した様々な技術が開発されてきたが、広く普及するには至っていない。 本講演では、スマート農業の将来構想について発表するとともに、普及への課題等について問題提起する。(2015年2月13日 13:50〜14:30)
農業分野に参入するシステム会社の多くが、事業の成長を大きくできずに悩んでいる。農業分野におけるシステム会社の役割とは何か。農家と共に栄えるシステム会社が業界に求められている。 本講演では、システム会社が見落としがちな農家の視点から求められるビジネスモデルを挙げるほか、10年後の将来を視野に入れた農業クラウドサービスについても解説する。(2015年2月13日 14:40〜15:20)
近年、わが国において、食料自給率の向上や地域経済の活性化、雇用の拡大が重要な社会的課題となっています。その解決を図る上で、農業の収益拡大や国際競争力の強化、若年層の就農人口増は大きな鍵となります。富士通では、「豊かな食の未来へICTで貢献」をコンセプトに、農業、食市場に改革をもたらす新しい企業経営スタイルへの変革を支援するクラウドサービス (Akisai) の提供を開始しました。 本講演では「食・農クラウドAkisai」を活用したICT農業の実施例、これらの現状と課題、今後の展望などをご紹介します。(2015年2月13日 15:30〜16:10)
IHIが北海道十勝地方で実証試験中の農業情報サービス (フィールドタッチ) について紹介する。大規模畑作を対象に、人工衛星等を用いたリモセン画像からの生育状況把握、気象・土壌センサー等を用いた環境条件把握、営農日誌を中心とした作業情報把握を実施し、それらの情報を総合的に判断して、適切な営農活動を実施することで、生産性を向上するとともに、収穫時期予想に基づいた安定調達を可能とする取り組みである。(2015年2月13日 16:20〜17:00)
近年の異常気象、農業就業人口の減少および農業従事者の高齢化に伴う技術継承等、農業現場の課題は多い。これらを背景に今日では、栽培現場における科学的なアプローチを目的として、農業現場へのモニタリングデバイス等の情報通信技術 (ICT) の導入が進められている。我々も農業現場の課題解決に資する農業用センサネットワークおよび農業情報プラットフォームの開発を目的として、e-案山子プロジェクトを進めている。そこで今回は、e-案山子の取り組みについて紹介する。