自動車の構成材料の80%は金属である。 鉄をはじめとする多くの金属材料は日本の代表的な工業製品である自動車になくてはならない材料である。 本セミナーでは金属材料の物理的特性や部品製造方法 (含、熱処理) について述べる。 また、部品の材料・製造方法の特徴やコストについて具体的な部品で説明する。
- 自動車と金属材料
- 自動車の材料構成
- 鉄の物理的特性
- 鉄の分類
- 鋼、鋳鉄、鋳鋼 (化学成分、状態図、顕微鏡組織からの分類)
- 鉄の機械的特性
- 自動車に使われる鋼の種類
- 炭素鋼、合金鋼、非調質鋼、軸受鋼、ボルト用鋼
- 鋼種と使用部位
- 鋼の熱処理
- 熱処理の基本
- 熱処理の種類
- 焼き入れ性とは?
- 焼き入れ
- 焼き戻し
- 焼ならし
- 焼鈍
- 熱処理前後の機械的特性、
- 自動車に利用される熱処理
- 鋼の表面硬化処理
- 浸炭焼き入れ、浸炭窒化、高周波焼き入れ、ショットピーニング
- 表面硬化処理後の機械的特性
- 自動車に利用される表面硬化処理
- 自動車用鋳鉄
- 鋳鉄の種類と特性
- 鋳鉄の機械的特性
- 自動車に利用される鋳鉄
- 自動車用鋼板
- 鋼板の種類
- 冷延鋼板
- 熱延鋼板
- 高張力鋼板
- 表面処理鋼板
- ステンレス鋼板
- 鋼板の特性
- 鋼板の使用部位
- 自動車用アルミ材料
- アルミ合金の分類と部品の製造方法
- アルミ合金の熱処理
- アルミ合金の機械的特性
- 自動車に利用されるアルミ合金の種類、製造方法、部品例
- 自動車用マグネシュウム合金
- マグネシュウムの特性
- 自動車に利用されるマグネシュウム合金の種類、製造方法、部品例
- 自動車部品用金属材料加工と部品の製造方法
- 部品製造方法と精度、強度
- 部品製造コストの内訳事例
- 各種製造方法が競合する部品の特性、コスト、トレンド