成形条件の最適化だけで成形不良対策を行っても成形不良は根治しない。5ゲン主義による事例研究によって構築された成形技術に基づいて、その成形不良の寄与率が大きいと予測されるものに対策しなければならないが、企画段階においてコンカーレント設計的に成形プロセスの各要素技術の結集を行わなければ、直行率100%の不良ゼロ成形はできない。
- 選別なしでの不良ゼロへの道
- 5ゲン主義による事例研究で総合的成形技術の向上
- チェックリストの活用
- ショートショート
- ショートショートの主要因
- 対策のための技術
- 流動性の把握
- ベント設計
- ばらつきに対する成形機および周辺機器の性能
- ばり
- ばり発生の主要因
- 対策のための技術
- 金型構造
- 樹脂特性 (流動特性、結晶化速度、凝固速度)
- シルバー
- シルバーの主要因
- 対策のための技術
- 予備乾燥システムの選定
- 許容吸湿率
- 水分以外のシルバー発生要因
- 異物
- 異物の主要因
- 対策のための技術
- 流路内での樹脂の熱分解
- 異物発生を少なくするための方策
- 異物クリーニング方法
- 転写不良
- 転写不良の主要因
- 対策のための技術
- 凝固速度に関連する金型温度
- 金型温度可変成形
- キャビティ汚染
- 成形機性能
- ウエルド
- ウエルドの主要因
- ウエルド対策の技術
- ウエルドを発生させない方法
- ウエルドを目立たせなくする方法
- フローマーク
- フローマークの種類と対策
- ジェッティングタイプのフローマーク対策
- ボイドとひけ
- ボイドとひけ発生の主要因
- 対策のための技術
- 成形品形状設計
- 金型設計
- 成形条件の最適化
- 発泡成形によるひけ対策
- 寸法ばらつき
- 寸法ばらつきの主要因
- 対策のための技術
- 寸法公差
- 成形機性能
- 成形条件管理方法
- 後収縮による寸法公差ずれ
- そり変形
- そり変形の主要因
- 対策のための技術
- 成形品形状設計
- ゲート設計
- 金型音調設計
- 樹脂の成形収縮率異方性
- 成形品破損
- 成形品破損の主要因
- 対策のための技術
- 成形品破損原因究明法
- 過応力設計の防止
- 破面解析
- 加水分解
- 熱分解
- ソルベントクラック