医薬品LCM延長戦略事例・判例のウラ側と見落としがちな権利化の穴

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会場 開催

本セミナーでは、医薬品のライフサイクル延長について基礎から解説し、LCM戦略の具体的なポイントを各社事例を交えて詳解いたします。

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プログラム

2010年問題もほぼ終了し、各社の医薬品のライフサイクルマネジメント (LCM) 、ライフサイクル延長戦略が見えてきました。また、その結果を踏まえて、2014年から数千億円~1兆円を超えるM&Aが多発し、第二次医薬品業界の再編が加速しています。  先発メーカーによるライフサイクルマネジメント (LCM) を意識した賢い戦略事例があり,逆に後発メーカーによる先発メーカーの延長戦略網の不備を巧みに突いた事例も見られます。お互いに知力を尽くした攻防は,戦国時代の知略・戦略を思い起こさせ,小説や映画の世界をも凌ぐストーリー展開を見せる。社運をかけた戦い,まさに死闘です。その中でたった一つのことばの不備が巨額の損失につながり、研究者の素晴らしい研究自体が「一瞬にして徒労に帰す」ことも現実のものとなっています。どうしてこんなことが起こるのでしょうか。研究者は、自分の研究がいかに「活かされるか、実際に役に立つか」について最後まで責任を持つこと、が出来ていません。そして、それは何も対応しないと、必ず再発します。もう他社の出来事では済まされないのです。  本セミナーは、知っておくべきLCM 戦略について実践例を踏まえてわかりやすい解説が受けられます。また、ジェネリックメーカーの視点から見たLCM延長戦略の穴や、先発メーカーが気づかないジェネリックメーカーの智慧・知財洞察力についても学べます。  本セミナーで学び、知財に携わっている方はもちろん、知財に馴染みのない現場の研究者,製品開発,事業開発に携わる方々にも,LCM を提案するアイデアやヒントをつかんで、実践に活かしていただきたいと思います。

  1. 創薬研究のパラダイムシフト
    1. 第二次業界再編、変化する創薬、開発研究のカルチャー
    2. 開発中止理由の変化ほか
  2. 変化する研究環境
    1. 薬価の制度の変化
    2. 方針を180度急転換した薬事行政
    3. 後発医薬品の承認方針の激変ほか
  3. LCMに関する基礎知識
    1. 法律と審査基準
    2. 研究者に直接関係する特許法条文
    3. 特許クレームのことば一つで権利化の成否が変わる
    4. 研究者・マネジメントの会社を潰す駄目な行動ほか
  4. 特許期間延長制度活用によるLCM戦略事例検討とそのウラ側にある権利化の穴
    1. 日・米・欧3極の特許期間延長制度
    2. 製剤特許、用途特許、用法・用量特許、併用・配合剤の期間延長問題ほか
  5. 各社のLCM戦略事例検討とそのウラ側にある権利化の穴
    1. 特許戦略と係争事例から学ぶ
      • 成功例、失敗例その原因分析に学ぶ
    2. 実際の先発メーカー各社のLCM戦略を学ぶ
      • 先発メーカー各社の医薬品の実例とその裏側 LCM戦略の中でも製剤特許、塩特許、結晶多形特許、用法用量特許、用途特許など事例を紹介し、 自社医薬品への応用を促す。また、落とし穴から学び、LCM戦略を再度見直す。
    3. ジェネリックメーカーの智慧に学ぶ
      • 先発特許明細書の読み込みポイントと知財洞察力を学び、自社特許の落とし穴を発見する力を養う。
    4. バイオ関連特許の判例とLCM戦略
      • バイオシミラーの承認申請とバイオ後発品
      • バイオシミラーと特許事例
      • 生物関連発明の審査基準ほか
  6. 研究者と知的財産担当者の協力から生み出される知恵に学ぶ
    • 多様化する先発メーカーの販売戦略
    • 研究者のLCM戦略に対する気づきほか

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

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