高意匠性付与へ向けたプラスチックフィルム加飾

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会場 開催

本セミナーでは、フィルム貼合・転写、着色・塗装、一体成型など様々な種類のプラスチックの表面加飾技術の最新技術を3名の講師が詳しく解説致します。

日時

開催予定

プログラム

第1部 プラスチック表面加飾技術と最新のトレンド

(2015年2月12日 10:30〜12:00)

近年、見栄えが商品選択の重要な要素になっており、特に若者でこの傾向が顕著であると言われている。プラスチックは通常の成形だけでは、質感が不足し、安っぽく見えるなどの課題があり、これを解決する手段として「加飾」が注目されている。さらに、表面加飾技術は、現在では単なる加飾にとどまらず、機能を付与した「機能性付与加飾」へと展開し、プラスチック分野で重要な技術分野の1つになっている。本講演では、2014年に開催された各種の展示会での情報も含めて、フィルム貼合・転写加飾を中心に、NSD (特別な表面層を付与しない加飾) 、インクジェット印刷など表面加飾技術全般の現状、最近の動向を多くのサンプル、写真を示しながら、具体的に解説する。また、今後の展開を予測する。
  1. 加飾技術の概要
  2. フィルム転写・貼合加飾成形の展開
    1. 成形方法
      1. インモールド加飾
      2. アウトモールド加飾 (オーバーレイ成形)
    2. 加飾フィルム
      1. 加飾用基本フィルム
      2. 加飾フィルムの意匠表現、構成、バリエーション
      3. 代表的な加飾フィルム
    3. 用途など
  3. 特別な表面層を付与しない加飾技術 (NSD) の展開
    1. デジタルシボの開発と展開
    2. ヒート&クール
    3. 着色加飾
  4. 構造色加飾の開発と展開
  5. ソフト表面加飾の進展
    1. 本格的なソフト表面加飾の現状
    2. ソフトフィール加飾の開発と展開
  6. 進展の見られる二次加飾
    1. UV硬化インクジェット印刷
    2. 真空製膜、プレスサイト製膜
    3. その他の二次加飾
  7. 複合加飾技術
  8. 日本および海外における表面加飾の現状 (まとめ)
  9. 加飾の今後の展開
  10. 加飾関係の書籍、文献

第2部 印刷フィルムによる成形品への加飾と機能性付与

(2015年2月12日 12:50〜14:20)

3次元形状を有する成形品への加飾法は限られているが、その1工法である印刷フィルムを使った加飾工法と同時に付与できる機能について説明する。

  1. 表面加飾技術分類 (直接印刷・間接印刷)
  2. 加飾フィルム (転写箔) について
    1. 基本構成
    2. 転写箔の加飾によるメリット
    3. 転写箔に組み込める意匠表現
    4. 転写箔に組み込める機能
  3. 加工方法
  4. 成形同時加飾システム (Nissha―IMD)
  5. IMDの応用展開

第3部 熱成形におけるプラスチックシート加飾技術と意匠性付与

(2015年2月12日 14:30〜16:00)

プラスチックシートを2次加工する熱成形を利用した加飾成形の工法には、「インサート成形」および「減圧被覆成形」がある。これらの工法は色彩や形状の自由度をより高く表現でき、シートに機能性を付加しながら環境負荷の低減も可能である。本講では、「インサート向けプリフォーム成形」および「減圧被覆成形」に関する加工プロセスや成形方法などの基礎知識を深め、用途事例の紹介を交えながら解説する。
  1. 加飾工法と熱成形
    1. 熱成形の概要
    2. 加飾工法への応用/インサート成形&減圧被覆成形
  2. プリフォーム成形 (インサート成形)
    1. 加工プロセス
    2. 主な成形方式
    3. 用途事例
    4. 製品コストと品質
  3. 減圧被覆成形
    1. 工法概要とメリット
    2. 熱板加熱方式
    3. 用途事例

会場

ゆうぽうと
141-0031 東京都 品川区 西五反田8-4-13
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