本セミナーでは、フィルム貼合・転写、着色・塗装、一体成型など様々な種類のプラスチックの表面加飾技術の最新技術を3名の講師が詳しく解説致します。
(2015年2月12日 10:30〜12:00)
近年、見栄えが商品選択の重要な要素になっており、特に若者でこの傾向が顕著であると言われている。プラスチックは通常の成形だけでは、質感が不足し、安っぽく見えるなどの課題があり、これを解決する手段として「加飾」が注目されている。さらに、表面加飾技術は、現在では単なる加飾にとどまらず、機能を付与した「機能性付与加飾」へと展開し、プラスチック分野で重要な技術分野の1つになっている。本講演では、2014年に開催された各種の展示会での情報も含めて、フィルム貼合・転写加飾を中心に、NSD (特別な表面層を付与しない加飾) 、インクジェット印刷など表面加飾技術全般の現状、最近の動向を多くのサンプル、写真を示しながら、具体的に解説する。また、今後の展開を予測する。(2015年2月12日 12:50〜14:20)
3次元形状を有する成形品への加飾法は限られているが、その1工法である印刷フィルムを使った加飾工法と同時に付与できる機能について説明する。
(2015年2月12日 14:30〜16:00)
プラスチックシートを2次加工する熱成形を利用した加飾成形の工法には、「インサート成形」および「減圧被覆成形」がある。これらの工法は色彩や形状の自由度をより高く表現でき、シートに機能性を付加しながら環境負荷の低減も可能である。本講では、「インサート向けプリフォーム成形」および「減圧被覆成形」に関する加工プロセスや成形方法などの基礎知識を深め、用途事例の紹介を交えながら解説する。