ゴム材料の劣化と力学的高性能化への構造制御

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ゴム材料は、文房具、家庭用品から産業資材まで、幅広い分野で利用されている有機高分子複合材料である。しかし、有機材料であえるがゆえ、その寿命は、一般に金属に比較して短い。材料の寿命は、劣化速度と密接な関係があることから、ゴム材料の劣化を理解し、劣化速度を低減できる工夫を行うことにより、材料の寿命を延ばすことが可能と考えられる。  一般のゴム材料は、加工工程における物理的、化学的作用を利用して得られる複合材料であり、その構造は複雑である。したがって、構造を理解し、その制御を行うことにより、材料の力学的高性能化、長寿命化が可能になると考えられる。  本講座では、これらをふまえて、ゴム材料の劣化と構造の関係について実例を取り上げながら、概説する。

  1. ゴム材料の構造
    1. ゴムゲルとフィラーゲル
    2. 架橋形態とゴムゲルの関係
    3. フィラー種とフィラーゲルの関係
    4. 熱可塑性ゴムの構造
  2. ゴム材料の疲労と劣化
    1. 疲労と劣化とは
    2. 疲労と劣化の評価
    3. 劣化の原因―熱劣化
    4. 劣化の原因―酸化劣化
    5. 劣化の原因―紫外線劣化
    6. 劣化の原因―オゾン劣化
    7. 劣化の原因―その他
    8. 劣化と老化防止剤
    9. 劣化速度
  3. 力学的高性能化への構造制御
    1. 構造制御の考え方―製造時の性能
    2. 構造制御の考え方―性能の時間変化
    3. 構造の安定性―熱的要因
    4. 構造の安定性―力学的要因
    5. 構造の安定性―環境要因
  4. まとめ
    1. 現状における問題点
    2. 未来に向けて

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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