セパレータには近年、安全性の強い要求から、耐熱性樹脂と無機フィラーによるコーティングへ併用することでシャットダウン機能を維持しつつ耐熱性を両立させる試みがなされています。
さらにセパレータには電解液との親和性、耐酸化性、電極との接着性、できる限り高強度を維持しつつ薄い膜厚など様々な特性が要望されています。これらを実現するための方法について紹介します。
- リチウムイオン二次電池用セパレーターについて
~セパレータの作り方とその特徴~
- PE/PP微多孔膜のつくり方 乾式法、湿式法の違い
- 超高分子量PEの利用、PP/PE/PP 3層積層の実例
- リチウムイオン二次電池用セパレーターの基礎
~ナノ粒子、耐熱繊維 (アラミド) 、架橋高分子の利用を踏まえて~
- コーティングによるセパレータの耐熱性向上
(実際の耐熱化の具体例としてコーティング、積層、ナノファイバーの利用について)
- 表面へのシリカナノ粒子とDEGDMA の複合膜コーティング
- 無機粒子層コーティングによる耐熱性向上
- シロキサングラフトによるセパレータの耐熱性向上
- ナノファイバー多孔質膜の紹介
- エレクトロスピニング技術
- ナノファイバーの生産
~ノズル方式とノズルレス方式の違い~
- 電子材料への用途展開事例
~セパレーターを含む~
- ナノファイバー膜の性能と評価
~多孔度、孔径、ポリマーの種類、強度、透過性能~
- 国内外の最近の動向
~特許と文献による耐熱セパレータの動向を含む~
- 国内企業の動向 フィルター、セパレーターなど
- 国外の動向 アメリカ、韓国、中国、EU
- 国内外の製造技術の動向