(2014年12月12日 14:00〜15:10)
我が国の経済再生、産業競争力の強化等に資するため、2014年度科学技術イノベーション政策の重要な柱のひとつとして、「戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 」が創設された。SIPでは、総合科学技術・イノベーション会議 (CSTI) が府省の枠を超えて重要な課題とそれを担当するリーダーを個別に選定し、自ら予算配分を実施する。 本講演では、SIPの概要と、CSTIがSIPの重要課題のひとつとして選定した「自動走行システム」について、その取組み状況等を説明する。(2014年12月12日 15:20〜16:30)
自動車は発明以来、個人の自由な移動による「生活の充実」の実現をサポートし、社会に貢献してきた。今後、求められるコンセプトは「普段は人が運転しながらも、その裏でクルマはクルマと外の世界、そして絶えず人間、特にドライバーの状態を検知し仮想運転をする。そして、最悪の状態になれば、クルマ側が人間をオーバーライドし、他の人や周辺を危険な状態にさせない「最適な場所」にクルマが自動運転し、事故を防止する。これにより、いつまでも安心して運転してもらうことができ、積極的にクルマを使い続けてもらえる社会へ。これが高齢化していく社会の中でも個人の自由な移動による「生活の充実」を継続的に実現させ、社会に貢献できる。これがマツダの「走る歓びを提供し続けるための自動運転技術」である。