スケールアップに必要な技術レベルとレベルアップ

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製造研究において、化学品のスケールアップトラブルの未然防止、技術のレベルアップ (製造コストのダウン) 、悩む晶析の改良法、トラブル例、事故例について話をする。スケールアップの基本は同じ事をすれば同じになるである。ラボとパイロット同じことをしてないからトラブルが起きる。実験サイズは1gを基本として、データ収集を迅速に、数多くの条件を抑えると上記項目が達成できる。

  1. スケールアップトラブルの実例数個
    1. ラボとパイロット別実験になっている
    2. 文献の方法を化学実験と思うと製造研究はできない。優秀なほど罠にはまるが優秀なほどうまくなる
    3. 同じ事をすれば同じ結果
    4. スケールダウン法、トラブルの予測とトラブルの未然防止、トラブルの原因解明
  2. 技術のレベルアップには実験のスピードアップ
    1. 管理者の腕 (計画、分析機器の準備、中間体の手当)
    2. すべての結論は分析で行う。小さな実験
    3. 数多くの正確な実験が技術の保証、レベルアップ、トラブル防止、ブレークスルーを実現させる
    4. そんなに大変ではないし、時間もかからないものである
  3. 私の考えた方法で、できない晶析はない
    1. 滴下晶析は、結晶多形の出し分け、難濾過性改善、粒度分布コントロール
    2. 30%晶析法は結晶多形出し分け、粒度分布コントロール、濾過性改善、いろいろな種類の結晶を得られる
    3. 結晶を扱うのは生産性が悪くコスト高になる。晶析の省略は?
    4. 結晶化のトラブルはラボ段階でのすでにトラブル、分からないのである
  4. 事故例 (トラブル時対応策がないと事故になる)
    1. 未反応の蓄積 (大きな装置は冷却速度が遅い)
    2. 誘導期のある反応 (硝酸系、有機金属)
    3. 爆発性の検証 (DSC,ARC,雷管起爆試験、ガスビュレット)
    4. 私たちが起こした物、新聞情報など、死亡事故だけは起こしてはいけない
    5. パイロット前、中間体、製品のDSCだけは取っておく。安全は製造研究の最大の目標
  5. 最後に
    • 事故例以外は私が経験した物企業化したもので、現在でも操業されているものが多い。
    • トラブルも金がかかるが、事故はとてつもなく金がかかる。
    • その検討、対策はそんなに金はかからない。しておくべきである。

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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