1. 第1部 <特別招聘>経済産業省による講演&名刺交換
電力利用データを利活用したエネルギーマネジメント社会構築に向けた政策
~大規模HEMS情報基盤整備事業のねらいと今後の展開~
(2014年12月11日 13:00〜14:00)
震災を経て、我が国の電力需給はどのような課題に直面し、政府としてどのような対応をしてきたのか。2016年度に予定されている電力小売自由化を契機に何が起こり得るのか。情報政策の推進を任務とする政策立案者の立場から、「大規模HEMS情報基盤整備事業」のねらいや今後の展開を含め、エネルギーマネジメント社会構築に向けた政策を紹介する。
- 政策的意義
- 具体的な取組紹介
- 質疑応答/名刺交換
2. 第2部 幹事企業およびハウスメーカーによる
プレゼン&パネルディスカッション
2.1. 各社のお取り組み ~各15分のプレゼンテーション~
(2014年12月11日 14:15〜15:15)
- NTT東日本におけるHEMS事業の取組み
HEMSから得られる電力データを活用するための現状の課題と目指す姿、電力データの流通に関する検討について、提供中のHEMSサービスであるフレッツ・ミルエネの事例などを踏まえ紹介する。
- KDDIの三重県桑名市でのHEMS事業の取り組み
HEMSから得られる電力データをはじめとする様々なデータを活用し、これまでにない新しい新ビジネスの可能性を検証する取り組みを紹介するとともに、電力ビックデータとプライバシーに関する技術を紹介する。
- ソフトバンクのHEMSビジネスに関する取組み
家庭の電力データから得られる膨大なビックデータの活用が可能となれば、エネルギーマネジメントに留まらず、新たなビジネスの可能性がある。これらに関する取組みと課題について紹介する。
- パナソニックにおけるHEMS事業の取組み
パナソニックがこれからの住宅のインフラ設備として位置づけている“スマートHEMS“が実現するエコで快適なくらしと、今後スマートメータ との連携やクラウドを活用したサービスとの組み合わせによって実現しようと考えているHEMSの将来像について紹介する。
2.2. 住宅メーカーから見た大規模HEMS事業の位置付け
(2014年12月11日 15:20〜15:50)
ECHONET Liteで実現した家電通信規格の標準化も、その上で提供される多様なサービスが無ければ意味が無い。残る課題はサービス開発用のAPIにあり、その標準化を目指す本事業の意義は大きい。当社では以前から住宅向けAPIを使ったスマートハウス開発を進めており、その具体事例や今後の課題について紹介する。
- プラットフォームとしてのスマートハウスとは
- 住宅向けAPIを活用した開発事例
- 大規模HEMSにおける当社の取組
(APIシミュレーター開発、アプリ開発コンテスト等)
2. 3. パネルディスカッション>HEMSビジネスの課題と展望
(2014年12月11日 16:00〜17:00)
<コーディネーター>
株式会社三菱総合研究所 環境・エネルギー研究本部
エネルギーシステムグループ 主席研究員
平田 直次 (ひらた なおつぐ) 氏
<パネリスト>
東日本電信電話株式会社 ビジネス開発本部 第三部門 担当部長
會田 洋久 (あいだ ひろひさ) 氏
KDDI株式会社 技術開発本部 技術戦略部 担当部長
宮原 泰徳 (みやはら やすのり) 氏
ソフトバンクBB株式会社 ネットワーク本部ネットワーク企画統括部 統括部長
中澤 崇 (なかざわ たかし) 氏
パナソニック株式会社 エナジーシステム事業部新事業センター センター長
磯崎 典夫 (いそざき のりお) 氏
大和ハウス工業株式会社 主任研究員
吉田 博之 (よしだ ひろゆき) 氏
先の幹事会社各社からの発表内容も踏まえて、HEMSがビジネス・ツールとして成立するための要件や、それらの本事業における実証・検証のポイント、さらには今後も各社が協調すべき分野と競争分野の境界線等について自由議論を行う。