ナノ粒子と有機ポリマーとの複合材料 (ナノコンポジット) を作ることは、①何 (性能) を狙うのか?、②どうやって作るのか?を整理して取り掛からないと満足な検討結果が得られない。既に多数の検討がなされた中、それでもナノコンポジットを作る目的、および現実にできること/できないことを整理して、今後の研究開発の一助としたい。
- ナノ粒子合成
- ゾルゲル法
- メリットとデメリット
- 粒子としての特徴
- 既製品の取り扱い
- ナノコンポジット形成に当っての注目点
- ナノ粒子の分散性によって狙うべき物性は変わります
- ナノ粒子の表面処理層の性状が重要
- ナノ分散に力技は問題が多い
- 硬化性ポリマー系ナノコンポジットを創ってみる
- どうやって混ぜるか?
- 粒子、混合条件の最適化
- ナノ分散はできたのか?
- 熱可塑性ポリマー系ナノコンポジットを創ってみる
- 溶融混練法でもナノコンポジットが作れます
- 粒子、混練条件の最適化
- ナノ分散はできたのか?
- 問題の整理
- 粒子に求められる性能
- 混合・分散工程の限界
- 結局、分散状態が全てを決する
- より実用的な検討事例
- 熱硬化系
- 熱可塑系
- 課題は多い。それでもナノコンポジットを創る理由
- 均一分散ナノコンポジット
- 分散制御系ナノコンポジット
- まとめ