本セミナーでは、 ゲル化剤、増粘剤の基礎から解説し、それらを統一的に理解する評価法について詳解致します。
ゲル化剤や増粘剤は多くの産業分野で広く利用されている。両者ともに主にゲル化や粘度を調整するために使用される。ゲル化剤・増粘剤の多くは高分子物質であるから、これらを単に溶媒に分散、溶解することによっても粘度は増加し、弾性が発現する。しかし実際にはゲル化・増粘効果をさらに有効的に発揮する方法で、ゲル化剤や増粘剤は利用されている。その方法は、種々の物質で異なるし、分子量、濃度、温度、更にはその取り扱う条件で多様に異なり、統一的理解が困難である。 当講演では、ゲル化剤、増粘剤の種類について、及び多くのゲル化・増粘剤の効果を統一的に理解するための機構を、現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価法について講述する。また適宜、上記のことを理解するための基礎的事項についても解り易く解説する。