2012年3月9日にPMDA等がPIC/Sに加盟申請し、審査を受けた結果、本年5月15・16日に開催されたPIC/S委員会 (ローマ) において7月1日付で日本が承認される旨が発表され、今日に至っている。PIC/S GMPと日本のGMPとの相違点はいくつか挙げられるが、その中でもAnnex 8 (原料及び包材のサンプリング) に大きな違いが見られる本講座ではPIC/S GMPの受入れ試験の基準を日本の従来からの考え方と比較しながら、課題と運用及び当局の考え方について留意すべき点を解説する。
- 強調したい点
- 日欧米の規制要件とガイドライン
- PIC/S GMPガイドラインについて
- Annex8 (原料及び包材のサンプリング) の要旨
- 全容器検査の同一性試験とは
- 免除規定とは
- 日本企業の一般的なサンプリング基準
- Annex8に基づいた日本企業の事例
- 全容器サンプリングを避ける一方法について
- 非破壊検査方法について
- NIR分析法とラマン分析法の活用
- Annex8への対応
- サンプリングに対する製造所のQCの責任範囲
- サンプリング室の維持管理
- 保存品の管理
- サンプリング方法の検討
- サンプリング基準に対する当局 (PMDA、PIC/S) の考え方
- まとめ
■質疑応答・名刺交換■