なぜこの医薬品包装は問題 (視認、識別事例など) なのか

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製薬企業の包装デザイン設計に関わる専門家が、自社内で議論を重ね開発・採用に至った医薬品包装であっても、そのデザインが医療従事者から高い評価を得られるとは限らない。技術的・デザイン的には画期的な包装であっても、医療現場での評価と乖離が存在しては意味をなさない。そこで本講座が、現在流通する医薬品包装の医療現場における評価を知ることで、メディケーションエラーを回避するための包装設計に向けた一助になれば幸いである。

 東日本大震災後の医療支援では、医薬品の確保は元より、患者が震災以前に服薬していた医薬品を視認、識別し、手持ちの在庫からどの医薬品を選択するべきか判断するいわば「平時のルーチン業務」が、薬剤師の役割として大変重要であることが再認識された。調剤というルーチン業務では、医薬品を素早く視認、識別し、処方せん上に展開されている薬物療法を正確に再現することが求められる。この医薬品を視認、識別するプロセスの中で最も重要となるのが医薬品の包装形態である。包装形態にメディケーションエラーを生むリスクが内在していると、当該医薬品の不適切な使用を誘発する温床となる。  そこで本講では以下に示した項目に従い、元病院勤務薬剤師の立場から、現在臨床現場で使用されている医薬品包装のデザイン、形態、使用感に関する医療医従事・患者からの評価を交え、当該包装の何が現場で問題なのかを具体的に提示する。同時に、医療現場で評価される医薬品包装や、現場で今後必要とされる医薬品包装のヒントについても提示したい。

【医療現場で問題となる医薬品包装・表示デザイン事例】
  1. 現行医薬品の包装・表示ラベルの問題点
    • 外見が類似している医薬品
    • 包装形態に問題がある医薬品
    • ラベル表示に問題がある医薬品
    • 使用期限の表示に問題がある医薬品
    • PTPシートの表示に問題がある医薬品
    • ブリスター表示に問題がある医薬品
  2. ジェネリック薬品の問題点
    • 薬用量の表記方法とメディケーションエラー
    • 誤解を生みやすいラベル、商品名
    • 使い方が難しい経口製剤の例

【医療現場で評価される医薬品包装・表示デザインの例】

【医薬品包装・表示デザイン改善策のヒント】

【薬学教育現場で医薬品包装の重要性をどう伝えるのか】

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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