本セミナーでは、液体のレオロジー評価データから、材料の分散状態や貯蔵安定といった材料特性を明らかにしたり、塗布、コーティング、輸送、レベリング、保形性、食感、感触などのプロセスで発生する問題を解決するために必要な、測定技術および解析手法について解説いたします。
本講座では、液体のレオロジー評価データから、材料の分散状態や貯蔵安定といった材料特性を明らかにしたり、塗布、コーティング、輸送、レベリング、保形性、食感、感触などのプロセスで発生する問題を解決するために必要な、測定技術 (サンプルの取り扱い、条件設定) および解析手法 (正しいデータとエラーデータの見分け方、データのどのポイントを評価ポイントとするか) について解説します。 粘度・粘弾性測定を液体の特性評価や問題解決に役立てるためには、測定する材料の性質や評価したい項目に合わせて次の5つのプロセスを適切に実施する必要があります。
これら全ての項目は、適切に実施されないと測定結果の大きく影響したり、評価したい内容に対して意味の無いデータを解析してしまうことになります。一方で、論文やレオロジーの解説書では測定結果の解説が中心であり、下記1.4に挙げる測定プロセスについては多くを説明する物は見当たりません。これら計測プロセスの各項目について、幅広い材料に応用できる考え方や決定手順、注意点についても説明します。