実践! 粘度・粘弾性測定

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本セミナーでは、液体のレオロジー評価データから、材料の分散状態や貯蔵安定といった材料特性を明らかにしたり、塗布、コーティング、輸送、レベリング、保形性、食感、感触などのプロセスで発生する問題を解決するために必要な、測定技術および解析手法について解説いたします。

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プログラム

本講座では、液体のレオロジー評価データから、材料の分散状態や貯蔵安定といった材料特性を明らかにしたり、塗布、コーティング、輸送、レベリング、保形性、食感、感触などのプロセスで発生する問題を解決するために必要な、測定技術 (サンプルの取り扱い、条件設定) および解析手法 (正しいデータとエラーデータの見分け方、データのどのポイントを評価ポイントとするか) について解説します。  粘度・粘弾性測定を液体の特性評価や問題解決に役立てるためには、測定する材料の性質や評価したい項目に合わせて次の5つのプロセスを適切に実施する必要があります。

  1. サンプルを適正にセットする
  2. 適切な測定モードを選択する
  3. 評価の目的や材料に応じて最適な条件の設定をする
  4. 計測されたデータの妥当性を評価する
  5. 計測データの評価ポイントを絞り込む

 これら全ての項目は、適切に実施されないと測定結果の大きく影響したり、評価したい内容に対して意味の無いデータを解析してしまうことになります。一方で、論文やレオロジーの解説書では測定結果の解説が中心であり、下記1.4に挙げる測定プロセスについては多くを説明する物は見当たりません。これら計測プロセスの各項目について、幅広い材料に応用できる考え方や決定手順、注意点についても説明します。

  1. 粘度とは
    1. 分散系材料のモデル
    2. ニュートン流動、非ニュートン流動
    3. 粘度の理論式 せん断速度、せん断応力
    4. 条件の設定の考え方とデータの読み方
    5. 粘度計の種類
    6. 精度良く粘度を測定するための注意点
      • 材料の問題
      • 装置の問題
      • 測定者の問題
  2. 動的粘弾性とは
    1. 粘度と粘弾性を目で見てみる、触ってみる
    2. 動的粘弾性は何を測定しているのか?
    3. 動的粘弾性測定装置の測定原理
    4. 主な測定モードとどのように測定条件を決めたら良いのか?
      • 応力/ひずみ依存
      • 周波数依存
      • 温度依存
      • 時間依存
    5. 精度良く動的粘弾性を測定するための注意点
      • 材料の問題
      • 装置の問題
      • 測定者の問題
    6. 測定結果の妥当性の評価
      • 正しいデータとエラーデータの見分け方
    7. データの解析
      • 各測定モードの一般的な解析法
  3. アプリケーション 粘度、動的粘弾性測定 ― 塗料、電子材料ペースト、飲料、食品など

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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