低温プラズマによる高分子の表面改質・薄膜形成と その勘所・効果、最先端技術

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透過性、帯電性、接着性、印刷・塗装性、生体適合性など、多くの機能性が高分子材料表面の構造と物性に大きく依存している。高分子表面に機能性を付与する最も有効で重要な手段は低温プラズマを用いるものである。これまで、低温プラズマは通常低圧下で発生させていたが、近年大気圧下で低温プラズマを発生させる技術が急速に発達し注目されている。  本セミナーでは、低温プラズマの発生方法とその特徴を整理し、これを高分子の表面改質および薄膜形成に応用する技術を解説する。さらに、材料表面における化学構造変化について、そのデプスプロファイルとダイナミクスに注目しながら分析する方法を解説し、高分子材料の表面処理・改質に関する基礎から最先端技術までを体系的に把握することを試みる。

  1. 低温プラズマの発生方法とその特長
    1. プラズマとは?
    2. 低圧低温プラズマ
      1. DCグロー放電
      2. RFグロー放電
    3. 大気圧低温プラズマ
      1. コロナ放電
      2. 誘電体バリア放電
      3. 大気圧グロー放電
    4. プラズマ発生方法による生成活性種の比較
  2. 低温プラズマによる高分子の表面改質・薄膜形成法
    1. 低温プラズマの化学
      1. 表面分析法
      2. 高分子材料表面の化学構造変化
      3. 高分子材料表面におけるグラフト重合
      4. 高分子材料表面への成膜
      5. デプスプロファイルとダイナミクス
      6. プラズマ発生方法による相違点
    2. 低温プラズマの効果
      1. 表面クリーニング
      2. エッチング
      3. 親水化
      4. 疎水化・撥水化
      5. ガスバリア性付与
      6. その他高機能化
  3. 低温プラズマ技術の新展開
    1. パルスプラズマ
    2. 大気圧低温プラズマジェット

会場

連合会館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
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