(2014年12月9日 14:00〜15:10)
米国は今や世界最大のLTE市場となり、インターネットにおいても一極支配を強めつつあります。スマートフォンやタブレットの普及がこれらを加速させたことは明らかですが、米国は既に「スマホの次」、すなわちInternet of Thingsを見据えた「具体的な」アクションを起こしています。それは通信業界のみならず、米国全体の経済、イノベーション、国際競争力を促進させることを目的としたものです。 本講演では、米国通信市場の現況を踏まえた上で、他産業のEnablerとなるキャリアをはじめとした各プレイヤーの取り組みを概観します。また、日本ではほとんど報じられることのないInternet of Things World (6月シリコンバレー) やSuper Mobility Week (9月ラスベガス) といった業界カンファレンスにおいて何が語られたのか、日本の事業者にどのような示唆があるのかについてもカバーします。(2014年12月9日 15:20〜16:30)
現代社会はグローバル化が高度に進展しています。グローバル化の特徴は、「世界的な規模での人・物・金・情報の流れ」と「新興国の台頭」です。その新興国でもスマートフォンが急速に普及し、地場のメーカーが台頭してきました。それに伴って、人々のコミュニケーションのプラットフォームにも変化が出てきました。日本でもお馴染みのLINEのようなメッセンジャーアプリがその中心になってきています。どうして新興国ではメッセンジャーアプリの人気が高いのか、東南アジアを例にしながら、新興国におけるモバイルコミュニケーションの特徴とその背景を探りながら、紹介していきたいと思います。カバーする地域は、時間の都合上、アジア (中国を除く) 、アフリカを予定しています。