現代社会において、消費者は、商品やサービスに付された商標を手がかりとして、その選択を行っていることから、市場に自社商標を浸透させてブランドイメージの向上を図っていくことは極めて重要です。特に、人口13億人のマーケットを有する中国において、ビジネス展開をする場合には、グローバルなブランド戦略を構築し、同国での商標権の取得をすることが必要となります。現在、中国は世界第1位の商標大国であり、商標権を有効に活用するためには、中国商標法の知識の習得が不可欠です。
そこで、本セミナーでは、日本と中国の重要な商標法の基礎知識について、両国の比較を行いながら具体的に説明させて頂きます。また、併せて、本年5月1日に施行された第三次改正中国商標法の内容及び本年4月25日に可決された改正日本商標法の内容についても、ご説明させていただきます。
- 商標出願の状況
- 世界各国における商標出願件数
- 中国における商標出願件
- 出願構造
- 日本人による商標出願件数数
- 中国における商標権侵害訴訟件数
- 商標
- 商標の役割
- 商標とブランド
- 商標権
- 伝統的な商標
- 新しい商標
- 商標出願の準備
- 商標権を取得するために
- 商標の決定
- 商品・役務の決定
- 登録できる商標
- 商標出願手続
- 日本
- 中国
- 商標登録の主な要件
- 識別力のない商標
- 他人の登録商標と類似する商標
- 商品の品質又は役務の質等の誤認を生ずるおそれがある商標
- 商標権の効力
- 専用権及び禁止権
- 商標権侵害に対する救済
- 民事上の救済
- 刑事上の救済
- 行政上の救済
- 商標登録後の留意点
- 不使用による登録商標の取消
- その他
- 第三次改正中国商標法の内容
- 改正の背景
- 今回法改正の概要
- 出願人の利便性を図る改正
- 音声商標の保護
- 一出願多区分制度の導入
- 審査手続の改善
- 審査期限等の明定
- 権利保護の強化を目的とする改正
- 商標使用の定義の明文化
- 権利者が賠償を要求する時の商標使用義務
- 商標専用権侵害の行為の追加
- 懲罰規定
- 市場秩序を維持するための改正
- 冒認出願行為に対する対策
- 先使用権の明定
- 主な改正点における留意点
- 日本改正商標法の内容
- 新しい商標の保護
- 地域団体商標制度
- その他 (よくある質問事例など)