押出コーティング・ラミネーションの製造ポイントの基礎とトラブル発生と対策

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本セミナーでは、現場のラミネート工程で日常生まれる各種の問題点を具体的に挙げ、その対策について図表を中心に分かりやすく解説いたします。

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プログラム

押出コーティング・ラミネーション技術は、溶融樹脂と基材との貼り合せ技術である。そこには押出ラミネーター、使われる原料樹脂、接着剤 (AC) ・加工技術の知見が必要となってくる。どのような機械が装備され、どのような原材料が使用され、そこで生まれる貼り合せと接着、「その加工工程で生まれる不具合・問題点は何か」。
実際、現場のラミネート工程で日常生まれる各種の問題点を具体的に挙げ、図表を中心に分かりやすく対策を紹介する。また、生産工程で「モノづくり」に必要な主なポイントを挙げ説明する。  基材・樹脂原料、インキ、接着剤、印刷・ラミ・二次加工現場、工務、生産技術、品質管理、および関連業界の方々に参加していただき、業務のお役に立てれば幸いです。

  1. はじめに
    1. 押出コーティング・ラミネーション法の各部での加工上の主なポイント
    2. 接着剤 (AC) の強さ、接着界面の強さ
  2. 押出コーティング・ラミネーションの機械構成と製品および問題点
    1. シングル押出ラミネーター
    2. タンデム押出ラミネーター
    3. 共押出ラミネーター
  3. 代表的な押出コーティング・ラミネーション用材料と不具合事例
    1. 代表的な押出コーティング・ラミネーション用基材とフィルム
    2. 代表的な押出コーティング用樹脂
    3. 押出コーティングにおける接着と不具合
      1. 押出におけるアンカー・ファスナー効果
      2. 押出におけるファンデルワールスの力と水素結合
      3. 樹脂の流れと濡れ
      4. 樹脂と溶解度パラメーター
      5. 押出における吸着と拡散
      6. 樹脂層間の接着強度の経時変化
      7. 押出ラミネート製品の接着不良箇所
  4. 押出ラミネート用AC剤の種類と不具合
    1. 押出ラミネート用AC剤
    2. イソシアネート系AC剤の反応と種類およびその接着力
    3. 押出用AC剤の特徴と用途
    4. 押出AC剤の主な実施例
  5. 押出ラミネーションでのトラブル事例
    1. 耳のトリミング
    2. ダイ・ディッケル・ロットピンによる厚み偏肉、耳高調整
    3. 自動偏肉制御装置の機能と効果
    4. 原料樹脂交換方法 (LDPE、PP、EVA、IO、EAA、EMAA)
    5. 工程内での印刷ピッチ調整
    6. 押出ライン上での帯電防止法と不具合
    7. 製品カール対策
    8. 押出ラミネーションでのオゾンガス処理加工の効果
    9. ノ-AC押出コーティングの有効性
  6. 押出ラミネーションでの主な「モノづくり」対策
    1. 「モノづくり」とは
    2. 工程中、いかに品質を作り込む
    3. スタート前の作業をどのように進め、コントロールする
    4. なぜ、最終歩留まりが大切か
    5. 暗黙知から形式知にどのように進める
    6. 何が製造を難しくしている
    7. 儲けるために、どうしたら良いか

会場

芝エクセレントビル KCDホール
150-0013 東京都 港区 浜松町二丁目1番13号
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